1996年に始まり、今年で18年目となるNTTトライアスロンジャパンカップは、9大会が開催される。1997 年から導入されたNTTトライアスロンジャパンカップランキングは、「SS・S・A・B・C」の5カテゴリーに分かれ、それぞれポイントが設定されている。今年度もITU世界選手権シリーズ最終ランキングの特別ポイントを加え、高ポイント優先で最大四つの獲得ポイント合計で年間ランキングを決定する。
[1] 2013 NTTトライアスロン・ジャパンカップランキングイベント
※【重要】NTTトライアスロンジャパンカップ5戦大会変更のお知らせ(4/26発信)
[2]大会出場資格の付与と強化費
- 2013年9月21日時点のジャパンカップランキング上位35名に、第19回日本トライアスロン選手権(2013/東京港)出場資格を付与。
- 第19回日本選手権1位に2014年アジア選手権出場資格を付与。
- ジャパンカップランキング1〜5位にJTU強化費を支給。
[3]ポイント算出基準と方法
- 世界選手権シリーズランキングは、125位以内の国内選手を対象とし、ベースポイントから7.5%ずつ減点。
さらに1-25位(1.0)、26-50位(0.9)、51-75位(0.8)、76-100位(0.7)、101-125位(0.6)を乗じたポイント付与。 - ジャパンカップランキングでは、女子1位タイムから8%未満のタイム差でフィニッシュした選手にポイントを授与。男子は5%未満。
- ジャパンカップ1位の獲得ポイントSSカテゴリー1位(200 ポイント)、S1位(180)、A1位(160)、B1位(140)、C1 位(120)と設定。
- 同2位以下の獲得ポイント
A)前述の1 位ポイントから、2位は3%を減らし、3位は2位ポイントから3%を減らす方法で、それぞれの「ベースポイント(※1)」を決める。
B)次に、「1位とのタイム差(秒)」を「女子は1位から8%」・「男子は1位から5%」に「相当するタイム(秒)」で割り算をする。
C)割った数値(%)を「タイム差減点比率」とする。「ベースポイント」に「タイム差減点比率」を掛けて、「タイム差減点ポイント」を算出。
D)これにより、「ベースポイント」から「タイム差減点ポイント」を差し引いた数値を「獲得ポイント(小数点以下、四捨五入)」とする。 - ポイント計算式(※2)
A)1位ポイント×97%(-3%)=2位ベースポイント(BP)、2位BP×97%(-3%)=3位BP、3位BP×97%(-3%)=4位BP
B)「ベースポイント」×「1位からのタイム差(秒)」÷「女子は1位から8%(秒)」・「男子は1位から5%(秒)」=「タイム差減点比率(%)」
C)「ベースポイント」×「タイム差減点比率(%)」=「タイム差減点ポイント」
D)「ベースポイント」-「タイム差減点ポイント」=獲得ポイント(小数点以下、四捨五入)
(※1)「ベースポイント早見表」
/news/2011/pdf/2011japancup-point.pdf
(※2)ポイント計算例:
- 日本トライアスロン選手権(Aカテゴリー)1位160ポイント
男子1位を2時間00分00秒としたら、5%タイム=2時間06分00秒。 - 男子5位:2時間01分12秒(72秒差)では、ベースポイント(141.64684ポイント)
A)タイム差(72秒)÷1位から5%(360秒)=タイム差減点比率(20%)
B)ベースポイント(141.64684ポイント)×タイム差減点比率(20%)=タイム差減点ポイント(28.32936ポイント)
C)ベースポイント(141.64684ポイント)-タイム差減点ポイント(28.32936ポイント)=獲得ポイント(113ポイント) - 男子5位タイム2時間03分00秒(180秒差)では、ベースポイント(141.64684)
A)タイム差減点:180秒÷360秒=50%、獲得ポイント(71ポイント)
※同じ5位でもタイム差があるため、ポイントが減る。これにより、同順位を数値として評価できる。