森崎俊紘JTU副会長より、支援物資の配布報告と現状の活動報告がありました。
以下の通り、ご紹介いたします。
大震災から三ヶ月を経過した6月11日、宮城県トライアスロン協会の亀山さんと一緒に、「多賀城市文化センター」へ行きました。ここには大津波で全てを失った被災者300数十人が、ダンボールで仕切られた狭い場所で、今もって不便な生活を余儀なくされていました。そこへ、被災者を励ますため、姉妹都市である福岡県太宰府市から応援に駆けつけた音楽家が、サックス・ライブを開催したのです。演奏の途中で、三ヶ月目の被災時間となり、100人近い参加者全員で黙祷を捧げました。
黙祷の直後、司会者から紹介され私が舞台に立ちました。そして私からお見舞いの言葉と、全国からの支援物資についての熱い思いを伝え、またライブ終了後、Tシャツや帽子・靴下などの支援物資を配付する旨も伝えました。
驚きました。
支援物資を受け取る人が、配付開始前から数10人並び、配付が始まると、200人を超す長蛇の列となりました。全国のトライアスリートの温かい思いが被災者にしっかりと伝わった瞬間でした。感激しました。そして、全国の心優しいトライアスリートへ感謝の気持ちで私の胸も感動で震えました。被災地・待避所などへ、2万数点の全国からの温かい支援品を配付してきて、最大の至福の時でした。
被災者にとって、暑くなってきた今、Tシャツなどの生活必需品がいかに不足しているかも痛感しました。このような人たちがまだまだ沢山いるのだ、とも痛感しました。全国からの支援物資の送付依頼も、早急に再開しなければならないとも痛感しました。
以上報告します。
森崎 俊紘