1997年から始まり今年で19回を数えるNTTトライアスロン・ジャパンカップランキングは、2014年は9大会を対象に開催される。
NTTトライアスロン・ジャパンカップランキングは競技特性により「SS・S・A・B・C」の5カテゴリーに区分された競技大会にそれぞれにポイントが設定され、そこにITU世界トライアスロンシリーズ最終ランキングの特別ポイントを加点。高ポイント優先で最大4大会の獲得ポイント合計で年間ランキングを決定する。
[1]2014 NTTトライアスロン・ジャパンカップランキングイベント
- SSカテゴリー ※1位200ポイント
世界基準のランキング
9月1日(月)ITU世界トライアスロンシリーズランキング(2014)を点数化 - Sカテゴリー ※1位180ポイント
世界レベルの大会
5月17日(土)ITU世界トライアスロンシリーズ横浜(神奈川) - Aカテゴリー ※1位160ポイント
国内最高峰レベルの大会
10月26日(日)第20回日本トライアスロン選手権(東京) - Bカテゴリー ※1位140ポイント
ワールドカップ出場に重要な国際大会
6月22日(日)蒲郡ITUトライアスロンアジアカップ(愛知)
7月13日(日)大阪ITUトライアスロンアジアカップ(大阪)<S>
7月27日(日)天草ITUトライアスロンアジアカップ(熊本)
9月28日(日)村上ITUトライアスロンアジアカップ(新潟) - Cカテゴリー ※1位120ポイント
競技力と速さが要求される国内大会
4月6日(日)美ら島チャレンジトライアスロン(沖縄)<S>
6月15日(日)第4回日本U23トライアスロン選手権(山形)
7月6日(日)第11回日本スプリントトライアスロン選手権仙台ベイ七ヶ浜(宮城)<S>
※<S>はスプリントディスタンス
[2]ポイント算出基準と方法
<獲得ポイント>
SSカテゴリー1位には200ポイント、Sカテゴリー1位には180ポイント、Aカテゴリー1位には160ポイント、Bカテゴリー1位には140ポイント、Cカテゴリー1位には120ポイントが設定される。
<ポイント計算式>
「ベースポイント」-「タイム差減点ポイント」=獲得ポイント(小数点以下四捨五入)
※ベースポイント
1位のポイントから3%ずつ減点していくことで、2位以下のベースポイントが決まる
※タイム差減点ポイント
「1位とのタイム差(秒)」を、女子は「1位から8%」、男子は「1位から5%」に相当するタイム(秒)で割る。割った数値(%)を「タイム差減点比率」とし、「ベースポイント」に「タイム差減点比率」を掛けて、「タイム差減点ポイント」を算出
<ポイント計算例>
日本トライアスロン選手権(Aカテゴリー)1位160ポイント
1)男子1位を2時間00分00秒とすると、5%タイムは2時間6分00秒(5%=6分)
2)男子5位:2時間1分12秒(72秒差)では、ベースポイント(141.64684ポイント)
A:タイム差(72秒)÷1位から5%(6分=360秒)=タイム差減点比率(20%)
B:ベースポイント(141.64684ポイント)×タイム差減点比率(20%)=タイム差減点ポイント(28.32936ポイント)
C:ベースポイント(141.64684ポイント)-タイム差減点ポイント(28.32936ポイント)=獲得ポイント(113ポイント)
3)男子5位:2時間3分00秒(180秒差)の場合
ベースポイント(141.64684)
A:タイム差減点:180秒÷360秒=50%、獲得ポイント(71ポイント)
※同じ5位でもタイム差があるため、ポイントが減る。これにより、同順位を数値として評価できる
注1)女子1位タイムから8%未満、男子5%未満のタイム差でフィニッシュした選手にポイントを授与。
注2)ITU世界トライアスロンシリーズランキングは、125位以内の国内選手を対象とし、ベースポイントから7.5%ずつ減点。さらに1-25位(1.0)、26-50位(0.9)、51-75位(0.8)、76-100位(0.7)、101-125位(0.6)を乗じたポイント付与。
注3) 2014年9月29日時点のジャパンカップランキング上位35名に、第20回日本トライアスロン選手権東京港大会出場資格を付与
注4) 第20回日本選手権1位に2015年アジア選手権出場資格を付与
注5)ジャパンカップランキング1~5位にJTU強化費を支給