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平成１２年９月17日
報道関係各位
(社)日本トライアスロン連合
理事長　荒井憲二
広報委員長　楊　伯恵　

小原工(チームテイケイ)日本人最高位21位。
福井英郎(シャクリー・FILA・GT・グリーンタワー)は、
スイム4位で終えるもランがのびず

　初夏を思わせる気温の中、9月17日10時にシドニー・オペラハウスで男子の
トライアスロンがスタートした。快晴に恵まれるも水温は低く、ウエットスーツ着用
での競技となった。クレイグ・ウォルトン(オーストラリア)、サイモン・レシング（イギ
リス）らともに日本の福井がスイムをトップと10秒差の4位でフィニッシュ。
バイクに入ると福井は、1周目で落車寸前になる場面もあったが、第１集団をキー
プ。第2集団にいた小原は、バイク中盤で仕掛ける見せ場を作った。その後小原は、
集団走行中に他の選手に押され、下り坂カーブで安全フェンスに体とハンドルを当
ててしまう。「これで集中が切れてしまいました」と小原はレースを振り返った。約40
人の大集団でバイクをフィニッシュ。ランに入ると疲れが出たのか日本人選手は、
遅れだした。結局最終的にレースを制したのは、サイモン・ウイットフィールド（カナダ）
で1時間48分24秒のタイム。2位はステファン・ブコビック(ドイツ)、3位にヤン・ルーラ
（チェコ）と地元オーストラリアは、メダル獲得にはいたらず、マイルス・スチュワート
(オーストラリア)の６位が最高。オーストラリアは、女子も含めメダル独占を狙うも結果
として、銀メダルひとつに終わった。
日本人最高位は、小原の1時間50分29秒で21位、福井は36位。「緊張して、スイム
の途中で脚がつりました」と答えた西内は、遅れを取り戻せず46位だった。


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