レース速報


2000年9月24日
報道関係各位

〔速 報〕2000NTTトライアスロンジャパンカップ第6戦
2000ASTCトライアスロンアジアカップ村上大会
2000村上国際トライアスロン大会

 競技距離  51.5km(スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)
  開 催 日   2000年(平成12年)9月24日(日)
 開 催 地   新潟県村上市周辺特設コース
 主  催   村上市・関川村・荒川町・神林村・朝日村・山北町・粟島浦村
(社)日本トライアスロン連合(JTU)・日刊スポーツ新聞社
特別協賛   NTT東日本

「西内・小梅川ジャパンカップ初制覇!」

小雨の降る中、新潟県村上市でNTTトライアスロンジャパンカップ第6戦
 2000ASTCトライアスロンアジアカップ村上大会が行われた。
全6戦で、日本のトップアスリートを決定するジャパンカップは、男子は西内洋行
(チームテイケイ)、女子は小梅川雪絵(チームテイケイ)と、両者ともに初のジャパ
ンカップ制覇となった。

 男子は、9時45分にスタート。オリンピック帰りの西内と小原工(チームテイケイ)が、
先行する平野司(府立東豊中高校)とジャビエル・ヨペ(スペイン)とに約20秒差の第2
集団でスイムを上がった。バイクに入ると約16名の集団でレースを展開、大きな集団
でランに入った。


最後のカーブを曲がってメイン会場に入ってきたのは、3人。先頭に西内、2番手には七ヶ浜大会で、西内にランで競り勝ったジェイミー・ハント(ニュージーランド)、3番手にはヨペのデットヒート。わずかに前に出た西内がそのまま全速力でフィニッシュ。
「ジェイミーに勝てたのはうれしい」と、七ヶ浜の雪辱と、シドニーでの不完全燃焼を吹き飛ばした。
最後のデットヒートに敗れたハントは、「モーリスグリーンのような、すごいスプリントだった」と勝った西内をたたえた。


 女子は、惜しくも五輪代表の座を逃した2人に注目が集まった。スイムから中西
真知子(チームNTT東日本)が、七ヶ浜大会を再現するかのように逃げ切り態勢を
作りに行った。バイクに入り10km付近から中西と逃げていた小梅川は、あえて後続集団に入り足をためた。
「中西選手とランスタートまで引き離して一緒に逃げようと思ったのですが、力不足でした」と小梅川。その後25km付近で、中西も小梅川らのいる集団に吸収された。
ランに入りメイン会場に最初に戻ってきたのは、中西、小梅川。残り約2.5km付近で、小梅川が中西をパス。最終コーナーから先頭で見えてきたのは小梅川一人だった。ジャパンカップを初めて制した二人は記者会見で、「一生懸命やってきたのが結果になってついてきた。この大会が終わってから次のことを考えるつもりです」とは小梅川。「出なくても(ポイント的には)ジャパンカップを取れたかもしれないですが、勝ちに行きたかった。アテネを目指します」と西内は、抱負を語った。

午前7時現在の気象状況
気温19.7度、水温24度、湿度100%、風速1.8m、風向 東南東

●男子TOP10
順位 選手名 年齢 所属 総合タイム
1 1 西内 洋行 24 チームテイケイ 1:48:48
2 50 ジェイミー・ハント 28 NZL 1:48:51
3 48 ジャビエル・ヨベ 26 スペイン 1:48:57
4 47 エクトル・ヤノス 28 スペイン 1:49:07
5 10 山本 淳一 26 チームNTT東日本 1:49:32
6 49 カルロス・ジル 24 スペイン 1:50:06
7 22 田山 寛豪 18 流通経済大学 1:50:43
8 2 小原 工 33 チームテイケイ 1:51:40
9 5 鈴木 隼人 27 東京都連合 1:51:59
10 14 マイケル・トリーズ 37 チームテイケイ 1:52:41
●女子TOP10
順位 選手名 年齢 所属 総合タイム
1 1 小梅川雪絵 30 チームテイケイ 2:00:11
2 3 大河原浩美 29 アラコ 2:01:24
3 4 枇杷田深雪 22 ニデック 2:01:40
4 2 中西真知子 24 チームNTT東日本 2:01:57
5 6 櫻井 博江 30 チームテイケイ 2:02:44
6 13 平中 知子 27 東京都連合 2:02:45
7 26 キャラハン・ハットフィールド 38 USA 2:02:46
8 15 東 千歳 21 大阪体育大学 2:03:21
9 23 後藤 由香 22 大阪体育大学 2:04:04
10 8 大松沙央里 18 日本女子体育大学 2:05:31


〔問合せ先〕   社団法人日本トライアスロン連合
〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-9-10 青山キングビル3FTEL03-5469-5401・Fax03-5469-5403