レース速報


2000年4月9日(日)
2000NTTトライアスロンジャパンカップ第1戦
2000ITUトライアスロン・ワールドカップ石垣島大会
レース速報
開催地:沖縄県石垣市
開催日:2000年4月9日(日)
主催:2000ITUトライアスロン・ワールドカップ石垣島大会2000石垣島ファミリートライアス
ロン大会組織委員会(石垣市、(社)日本トライアスロン連合、沖縄テレビ放送、日刊ス
ポーツ新聞社)
公認:国際トライアスロン連合(ITU)
特別協賛:NTT西日本(西日本電信電話株式会社)


国内トライアスロンシーズンの幕開けを告げるNTTトライアスロンジャパンカップ第1戦が、沖縄県石垣島で開催され、世界から24カ国78名の選手が集まった。女子のレースを制したのは、リナ・ヒル(NZL)。スイムから第1集団を維持し2時間01分40秒でフィニッシュ。日本勢のトップは2位細谷はるな(ニデック)。昨年ジャパンカップをポイント同点で分けた平尾明子(NTT東日本・NTT西日本)が3位で表彰台に上がった。
男子では、カートニー・アトキンソン(AUS)が1時間48分06秒で優勝。日本男子は、小原工(チームテイケイ)が、日本人男子初のワールドカップ3位の表彰台を1時間48分18秒で獲得した。

【女子】
先週のワールドカップコナ(アメリカ・ハワイ)大会で日本人トップの8位に入った中西真知子(チームNTT東日本)が、得意のスイムを1位でフィニッシュ。第1集団をリナ・ヒルや細谷ら7人で形成、そのままの形で、バイク終了まで7人の集団が推移した。
ランに入ると、単独で逃げ出したヒルを、この大会がオリンピック代表選考につながる日本勢の細谷が追いかける。追い抜くことはできなかったが、庭田清美(シャクリー・FILA・GT・グリーンタワー)の記録と並ぶ、ワールドカップ日本人最高位2位でフィニッシュ。またランに入り、バイクの第2集団先頭に位置していた平尾が1分30秒の差を縮める猛烈な追い上げを見せ、スイム14位から11人抜きの2時間02分29秒で3位、スイムトップで終えた中西は、2時間03分09秒で5位。4月23日(日)に愛知県蒲郡にて、行なわれるASTCアジアトライアスロン選手権に向けて一層厳しい争いが予想される。平尾は、「バイクでの第2集団のペースが上がらなかったのが残念だった、暑い中よく走れたと思う。ランで早めにスパートをかけて表彰台にあがれたので満足しています」とコメントした。残念な結果に終わった中西は、「スイムとバイクでは、思い通りのレースが展開できた。ランが辛かったが、今までと違いねばることができたので、蒲郡では優勝したい」と力強いコメントを残した。

【男子】
大きな集団でスイムを終えた中には 、日本のベテラン、小原が4位でスイムをフィニッシュしていた。約20人の先頭集団でバイクに入ると、途中3周目に福井英郎(シャクリー・FILA・GT・グリーンタワー)が一人抜け出した。しかし,そこで足を使いすぎ後続につぎつぎパスされた。その中、集団のなかで足を温存した小原とアトキンソン、ヨハネス・エンツェンホーファー(AUT)の3人のラン争いになった。小原は、「本当にうれしい、ランは途中から体が軽くなり思うように走れた。もう、スロースターターと呼ばないで下さい」と満面の笑みで喜びを表現した。







【女子】

順位 獲得ポイント 氏名 所属
1 200 細谷 はるな ニデック
2 160 平尾 明子 NTT東日本・NTT西日本
3 120 中西 真知子 チームNTT東日本
4 100 小梅川 雪絵 チームテイケイ
5 80 庭田 清美 シャクリー・FILA・GT・グリーンタワー
6 60 枇杷田 深雪 ニデック
7 40 大河原 浩美 アラコ


【男子】

順位 獲得ポイント 氏名 所属
1 178 小原 工 チームテイケイ
2 142 竹内 鉄平 アラコ
3 107 西内洋行 チームテイケイ
4 89 福井 英郎 シャクリー・FILA・GT・グリーンタワー
5 71 斎藤 大輝 埼玉県連合
6 53 須藤 和男 チームテイケイ練習生
7 36 仁井 晶一 日本食研
8 27 菊地 次郎 山形大学


【NTTトライアスロンジャパンカップランキング】
女子QF係数:2.0

男子QF係数:1.78

〔気象状況〕12時現在
天気:曇り 気温:25.9℃ 水温:23.7℃ 湿度:78% 風向・風速6.2m・南東
参加選手78名(男53子名・女子25名) 観衆2万人