タトゥについて質問が多く、最近のメディアとの交信記録を参考に回覧いたします。なお、本回答は、理事会(2015年9月29日)承認による方針に基づくものです。
[1]質問@「解禁された理由について。」
回答@ 正確には解禁ではなく、容認です。これまでは、タトゥをしている選手に対し、長袖シャツ着用を促したり、テープ類で隠すことをお願いしてきました。これを、すでにタトゥをしている選手に対し隠さなくとも参加できるように容認するものです。ただし、プールなど競技会場となる場所により、さらには大会独自の趣旨によりタトゥ禁止であれば、禁止措置をとることになります。
また、タトゥをすることのデメリットは訴え続けるものです。
[2]質問A「反社会勢力を連想させる入れ墨の判断はどのようにするのか。」
回答A基本として大会参加選手は、JTU加盟団体を通じて会員となった選手です。会員になる段階でトライアスロン愛好者でありJTU方針を理解していることが前提となります。
それでも、他選手や地元住民に過剰な感情をもたらすようなタトゥであれば、選手に理解願って隠すことをお願いすることになります。
[3]質問B「今後予想されるタトゥについての問題・懸念などあるか。」
回答B 宗教的理由でのタトゥはいわばその個人にとって不可欠なものです。一方、一般的な装飾的理由でタトゥをした選手が「若気の至り」という後悔の念をもっているケースが多くあります。そのため、これからタトゥをしようとする方々に将来のデメリットを訴えることが重要と考えます。
大会開催地の関係者や住民にタトゥの意味合いを理解願うには時間がかかります。そのため、前述の方針を都度伝えながら、選手がタトゥゆえに不当な差別をされないよう配慮しなければなりません。再度、強調しますが、これからタトゥをしようとする方々にはそのデメリットを訴え続けるものです。