2015年9月7日、国際トライアスロン連合(ITU:会長マリソル・カサド(国際オリンピック委員会(IOC)委員))は、2015年度世界トライアスロン殿堂入りのアスリート部門及びライフ部門を発表した。
ライフ部門には、アジア・日本から初めて猪谷千春(公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)名誉会長、IOC名誉委員、ITU名誉委員)が選出された。
猪谷氏は、アルペンスキー出身・銀メダリスト(1956年コルティナダンペッツオ冬季五輪)ながら、IOC委員・理事・副会長として、レス・マクドナルドITU初代会長とともにITU役員としてトライアスロンの2000年シドニー五輪からの新競技採択(1994IOCパリ総会)に尽力し、ITUの組織・財政強化に長期間において貢献。
JTUの会長としても選手強化と競技普及の先頭に立ち、2008年の北京五輪で井出樹里選手がアジア・日本では初めての5位入賞を成し遂げる原動力となった。多くのトライアスロン発展への功績が評価され、今回の受賞となった。
【アスリート部門】
エリート女子
Michellie Jones (オーストラリア)
*2000年シドニー五輪銀メダリスト
Vanessa Fernandes (ポルトガル)
*2008年の北京五輪銀メダリスト
Emma Snowsill (オーストラリア)
*2008年の北京五輪金メダリスト
エリート男子
Hamish Carter (ニュージーランド)
*2004年アテネ五輪金メダリスト
Peter Robertson (オーストラリア)
*ITUトライアスロンワールドチャンピオン3回
Simon Whitfield (カナダ)
*2000年シドニー五輪金メダリスト、2008年の北京五輪銀メダリスト
【ライフ部門】
猪谷千春(公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)名誉会長、IOC名誉委員、ITU名誉委員)
※世界トライアスロン殿堂
ITU設立25周年を記念して設立され、2014年が第一回殿堂入りが発表されています。第1回のライフ部門には、ITU初代会長のレス・マクドナルド氏(現ITU名誉会長)が選出されました。
2015年世界トライアスロン殿堂発表詳細
http://www.triathlon.org/news/article/hall_of_fame
2015年世界トライアスロン殿堂 受賞者一覧
http://www.triathlon.org/hall_of_fame/inductees_2015
2014年世界トライアスロン殿堂 受賞者一覧
http://www.triathlon.org/hall_of_fame/inductees_2014