［１］目的と役割
JTUトレーニングセンター・強化拠点・強化クラブは、JTU理事会方針に則り、全国そして地域ブロックにおける強化活動の中心となり、有望選手を対象とした育成、強化活動を行うとともにJTU強化チームと連携して競技レベルの向上に協力する。
この制度により、第31回オリンピック競技大会（2016/リオデジャネイロ）そして第32回オリンピック競技大会（2020/東京)トライアスロン競技におけるメダル獲得・入賞に向けて、JTU強化拠点の整備を行い、競技力向上を推進する。
以上に係る諸活動は、JTUが推進する公益事業として認定され、補助対象の強化拠点は法人格を有していることを基本とする。なお、当基準適用の初期に認定を受け法人格未取得の強化拠点は、一定期間後に法人化するものする。また、強化クラブについても法人格取得を前提とし、強化活動内容等により特例を設ける場合があるが、法人化を進めることを基本とする。
[２]種類と基本資格
１）JTUトレーニングセンター
基本内容：エリート・ジュニア強化指定選手を中心にした強化合宿の開催。トライアスロンの選手を強化するに適切な施設を有していること。
２）JTU強化拠点
目的：有望選手の育成・強化を中心としたスクール、トレーニングセッションの開催。
資格：公益財団法人日本体育協会（JASA）トライアスロン指導員（1名以上）
３）JTU強化クラブ
目的：発掘・導入・育成を中心としたスクール、トレーニングセッションの開催。
資格：JTU公認中級指導者（1名以上）
[３]事業内容
基本内容：JTUトライアスロン強化指定選手（エリート・ジュニア）の強化活動全般。
エリート・ジュニア強化指定選手を中心にした強化合宿の開催。新人発掘と選手育成。
１）JTU強化拠点に必要なスタッフの配置
２）JTU強化拠点・クラブに必要なトレーニング環境の整備及び関連機器の設置
３）継続的かつ定期的なスクール、トレーニング・セッションの開催
４）有望選手の育成・強化を中心としたスクール、トレーニングセッションの開催
５）発掘・導入・育成を中心としたスクール、トレーニングセッション、記録会等の開催
６）有望選手の状況を把握し、JTU強化チームとの情報共有
７）他競技の指導者、クラブや学校との連携によるタレント発掘
８）指導者・コーチの指導技術の開発と報告
９）所属選手の体調管理とケガ病気などへの対応策と報告
１０）活動全般での関連事項
[４]認定基準（強化拠点の認定）と申請方法
JTU加盟団体からの推薦を受け、巻末の申請フォームを利用し電子データで申請する。
JTU強化チームが評価し、JTU理事会が承認する。また、ランク区分による強化拠点整備事業（補助金の支給）を行う。
評価基本内容）
１）プール（25m、50m、屋内、屋外）、オープンウォータースイム環境（施設、安全管理体制、水質、水温、潮流など）。いずれも使用可能な施設・環境とする。以下、同様。
２）バイクコース（平地、アップダウン）、自転車競技場（バンク）
３）ランコース（平地、アップダウン、クロスカントリーコース）、陸上競技場
４）宿泊施設、スポーツマッサージなどの施設、病院、温冷交換浴が可能な施設
５）スクール・トレーニングセッションの内容、指導者と保有資格
６）JTUエリート・ジュニア強化指定選手の拠点利用状況
[５]ランク区分と補助金等
次の条件を満たしているJTU強化拠点に補助金を支給する。2013年第3期（6-8月）より適用し、四半期ごとに見直すものとする。
なお、ジュニア選手でエリート強化指定・ジュニア強化指定ともに認定を受けている場合は、エリート強化指定ポイントのみを加算できる。また、（公財）日本オリンピック委員会（JOC）ナショナルコーチアカデミー 修了者が1名以上の強化拠点は、（公財）日本体育協会（JASA）公認トライアスロン指導員のポイント加算を行わない。
５−１）強化拠点ポイント対象
1) JTUエリート強化オリンピック指定選手：10p/1名
2) JTUエリート強化A指定選手：5p/1名
3) JTUエリート強化B指定選手：3p/1名
4) JTUジュニア強化SA指定選手：2p/１名
5) JTUジュニア強化BC指定選手：1p/1名
6) JTUジュニア強化DE指定選手：0.5p/1名
7) JOCナショナルコーチアカデミー修了者：5p/1名以上
8) JASA公認トライアスロン指導員：3p/1名以上
５−２）ランク区分と補助金（※）
強化A拠点）20p以上：基本15万円（税込）/四半期
強化B拠点）15p以上：基本10万円（税込）/四半期
強化C拠点）10p以上：基本5万円（税込）/四半期
強化D拠点）5p以上：認定のみ/四半期
強化クラブ）：認定のみ/四半期
※）表示額は2015年1月20日現在。今後、補助金の増額を検討する。
［６］認定期間
強化拠点及び強化クラブの認定期間は、4年間を基本とし、現在の対象拠点・クラブの認定期間は、「2013年6月1日〜2016年11月30日」とし、以降、2016年12月1日より4年毎に更新する。
前述の「ランク区分と補助金」については、前述の［３］認定基準によるものとする。
なお、対象の拠点・クラブは、毎年11月迄に拠点・クラブの組織運営内容及び活動の報告を行うこととする。
[７] 認定証の発行
強化拠点及び強化クラブは、認定期間内において、その名称に「公益社団法人日本トライアスロン連合（JTU）強化拠点（強化クラブ）」の用語を付すことができる。なお、強化拠点及び強化クラブには認定証を発行する。認定証は適切な方法により掲示するものとし、電子データによる表示も可能とする。
[８]その他
前記各項に該当しない状況が生じた場合、別途協議し適切な対応を行う。
◇申請フォーム・送付先（上記を削除し、□を■に変換して、次の3箇所に同報送信）
1)JTU事務局：jtuoffice@jtu.or.jp
2)山根JTU強化チームマネージャー：yanmar@plum.ocn.ne.jp
3)村上JTU情報戦略・医科学委員長：kooji@tf7.so-net.ne.jp
＜JTUトレーニングセンター・強化拠点・強化クラブ：申請フォーム＞
[１]申請内容
□トレーニングセンター □強化拠点 □強化クラブ
[２]センター・拠点・クラブ名：
１）名称：
２）所在地：
３）代表者氏名：
４）法人格：□あり（形態： ）、□なし（ 年 月に取得予定）
５）JTU加盟団体への所属：□あり（加盟団体名） □なし
６）申請担当者（役職等、連絡先）
[３] 指導管理体制と運営関連
１）指導者・コーチ氏名と資格等（JTU指導者資格、JASA公認トライアスロン指導員等）
２）専属ドクター：□あり □なし
３）支援企業・スポンサーの有無等
★４）専用ホームページ：
★★５）選手・コーチとの契約書類：□あり □なし □作成予定
[４]所属選手
１）所属選手数（JTU強化指定選手数人数）
２）上位選手名（主要実績及びJTU指定選手種別、各アカデミー修了者等）：
[５]練習競技環境（別に資料提出、スイム、バイク、ラン、付帯施設等の評価基本内容）
[６]法人（団体）概要、活動実績、収支報告（別に資料提出、過去1年間を基準）
[７]申請理由
[８]JTU加盟団体からの推薦書類（別に提出）
※１）JTU強化拠点等・認定基準（競技者育成プログラム改定）
http://www.jtu.or.jp/news/2014/140612-2.html
※２）JTU強化拠点等・概要（競技者育成プログラム改定）
http://www.jtu.or.jp/news/2014/140612-1.html
参考）JTU競技者育成プログラム
http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/athletes-program.pdf
