[1]対象選手と認定期間
日本国籍を有し、ITU主催レースへの出場資格を有するJTU登録選手。強化制度における「2014年」は2013年12月1日から2014年11月末日迄とし、「2013年」とは2012年12月1日から2013年11月末日までとする。
[2]認定内容と認定手順
JTUパラリンピック対策プロジェクト(パラ対策PJ)においてS指定選手、A指定選手、B指定選手、C指定選手を上記期間中に随時選考し、理事会承認により認定する。
評価にあたって、レース展開上の諸条件や抗議・上訴などの結果を考慮する場合がある。なお、各対象大会で資格の取得・昇格があった場合は、次の大会参加を優位に進めるため、新規資格の即時適用を基本とする。
[3]認定基準
1)JTUパラトライアスロン強化S指定選手
2013年ITU世界パラトライアスロン選手権 5位以内
2013年ITU世界パラトライアスロン選手権終了時のITUポイントランキング 5位以内
2014年ITUポイントランキング 5位以内
2)JTUパラトライアスロン強化A指定選手
2013年ITU世界パラトライアスロン選手権 10位以内
2013年ITU世界パラトライアスロン選手権終了時のITUポイントランキング 10位以内
2014年ITUポイントランキング 10位以内
3)JTUパラトライアスロン強化B指定選手
2013年ITU世界パラトライアスロン選手権 15位以内
2013年ITU世界パラトライアスロン選手権終了時のITUポイントランキング 15位以内
2014年ITUポイントランキング15位以内
4)JTUパラトライアスロン強化C指定選手
国内レース完走者のうち有望者を競技成績により、パラ対策PJが判断
<全体条件>
各認定の要件はその2倍数を超える出場者、対象者がいること
<女子条件>
2013年11月現在、女子は世界的にも競技人口が少ないため、「認定基準」等の適応はせず、国内競技成績等によりパラ対策PJが判断
[4]参加資格
1)ITU世界パラトライアスロン選手権
2)ITUインターナショナルイベントまたは同等のITU国際大会
3)JTUパラトライアスロン強化合宿
<全体条件>
いずれの認定資格においても、参加・推薦資格を有する。ただし、より上位の認定資格者よりそれらの優先権を有する。
<その他>
資格を持たない選手でも、推薦依頼書での申請により推薦を行う場合がある。
[5]備考
2013年11月現在、ITUよりITU主催大会へ出場するための明確な基準発表がないため、今後のITU発表により「認定基準」は修正される可能性がある。
[6]補足(ランク選定理由とリオでの目標)
S指定(メダル獲得):2013年世界選手権の結果では、1位→2位間の差、5位→6位(カテゴリーによっては4位→5位)間の差が比較的大きいケースが多いため。
A指定(入賞):パラリンピックの出場枠は、現在のところ各カテゴリー10名と予測されるため。
B指定(出場):国別枠数や、今後の強化によってパラリンピックへの出場の可能性が考えられるため。
C指定(ポテンシャル):全くの未知数の選手の世界への挑戦を促すため。
=以上=