［１］目的
この制度により、第31回オリンピック競技大会（2016/リオデジャネイロ）、そして第32回オリンピック競技大会（2020/東京)トライアスロン競技での男子の目標である入賞を狙える選手を推薦し理事会が認定する。これにより、男子選手の自覚を促し、効果的な合宿や大会派遣などの強化活動、そして広報活動を促進する。
［２］対象選手と認定期間
日本国籍を有する16歳以上（該当年12月31日現在）のJTU登録選手。制度における「2014年」は、2013年12月1日から2014年11月末日迄とする。
［３］認定内容と承認手順：
「JTUエリート強化オリンピックＯ(1〜9)指定選手、JTUエリート強化Ａ(1〜8）指定選手、JTUエリート強化Ｂ(1〜11）指定選手」を四半期（3カ月）ごとに選考し、理事会承認により認定する。
評価にあたっては、レース展開上の諸条件や抗議・上訴などの結果を考慮する場合がある。なお、各対象大会で資格の取得・昇格があった場合は、次の大会参加を優位に進めるため、新規資格の即時適用を基本とする。
［４］認定期間（2014年）
1）第1期：2013年12月1日〜2014年2月末（3カ月）
2）第2期：2014年3月1日〜同年5月末（3カ月）
3）第3期：2014年6月1日〜同年8月末（3カ月）
4）第4期：2014年9月1日〜同年11月末（3カ月）
＊ITU世界トライアスロンシリーズ3位以内の成績は、認定開始2年前から新規認定前日迄の2年間を評価期間とする。
＊上記以外の成績は、認定開始1年前から新規認定前日迄の1年間を評価期間とする。
[５] 対象トライアスロン大会・記録会（カッコ内は略称）
1)（WTS)：ITU世界トライアスロンシリーズ
2)（WTS/S)：ITU世界トライアスロンシリーズ（スプリント）
3)（W杯）：ITUトライアスロン・ワールドカップ
4)（W杯）：ITUトライアスロン・ワールドカップ（スプリント）
5)（世界U23選手権）：ITUトライアスロン世界U23選手権
6)（世界ジュニア選手権）：ITUトライアスロン世界ジュニア選手権
7)（C杯）：ITUトライアスロン・コンチネンタルカップ
8)（アジア選手権）：ASTCトライアスロンアジア選手権
9)（アジアU23選手権）：ASTCトライアスロンアジアU23選手権
10）(アジアジュニア選手権）：ATSCトライアスロンアジアジュニア選手権
11)（日本選手権）：日本トライアスロン選手権
12)（公式大会）：JTU公式大会＝ジャパンカップ、国民体育大会公開競技、日本スプリント選手権、日本U23選手権、日本U19選手権
13)（認定記録会）：JTU認定記録会
［６］対象トライアスロン大会・記録会と評価基準
１）JTUエリート強化オリンピックＯ(1〜9)指定選手
O-1) WＴS 1位
O-2) WＴS 3位以内
O-3) WTS/S 1位
O-4) WＴS 8位以内（20％）
O-5) WTS/S 3位
O-6) WTS 12位以内（30％）
O-7) WTS/S 8位以内（20％）
O-8) WTS 16位以内（40％）
O-9) WTS/S 12位以内（30％）
2) JTUエリート強化Ａ(1〜8）指定選手
A-1) W杯、世界U23選手権 1位(5％）
A-2) WTS/S 16位以内（40％）
A-3) W杯、世界U23選手権 3位以内(10％）
A-4) アジア選手権、日本選手権 1位(5％）
A-5）W杯/S、世界ジュニア選手権 1位（5％）
A-6) W杯、世界U23選手権 8位以内(20％）
A-7) アジア選手権、日本選手権 3位以内(10％）
A-8) W杯/S、世界ジュニア選手権 3位（10％）
3）JTUエリート強化Ｂ(1〜11）指定選手
B-1) W杯、U23世界選手権 16位以内(40％）
B-2) アジア選手権、日本選手権 8位以内(20％）
B-3) W杯/S、世界ジュニア選手権 8位（20％）
B-4) アジア選手権、日本選手権16位以内(40％）
B-5) W杯/S、世界ジュニア選手権 16位（40％）
B-6) C杯 1位（5％）
B-7) C杯 3位以内（10％）
B-8) C杯 8位以内（20％）
B-9）公式大会、アジアU23・ジュニア選手権 1位（5％）
B-10）公式大会、アジアU23・ジュニア選手権 3位以内（10％）
B-11）認定記録会の「スイムタイム×2倍＋ランタイム合計」が5.5級以上。スイム
（400m）またはラン（5km）記録が、5.5級を下回っていても適用。
＜全体条件1＞1位タイムから、男子2.5％、女子4％以内で完走
＜全体条件２＞（ ％）は「順位÷スタート人数」の順位率以内で完走
［７］JTU強化指定への資格等の授与（詳細は別基準・規定）
1）JOCオリンピック強化指定選手への選考資格（6名以内基本）
2）ITU世界トライアスロンシリーズ、ワールドカップ、コンチネンタルカップの出場資格（派遣基準）は別規定
3）JTU公式大会（国体、日本選手権、日本U23・U19選手権を除く）出場資格
4）大会主催者招待枠の優先出場資格
5) OA指定選手のアイアンマン・プロ出場証明書発行
6）強化合宿（国内・海外）への参加資格（別規定）
7）強化全般の各種支援
［８］補則
1）「JOC派遣の国際総合大会」の評価は、別に審議し決定する。
2）「世界トライアスロンシリーズランキング」の評価は、別に審議し決定する。
3）「順位率」の記載がないランクは、出場人数により評価する。
4) 派遣規定（ユニフォーム含む）は別に定める。
＝以上＝
