7月19日(木)、東京・千代田区の特例社団法人日本海外特派員協会(FCCJ)で、「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会国際スローガン記者発表会」が行われた。
この記者発表には竹田恆和招致委員会理事長、水野正人招致委員会副理事長/専務理事、2010年にシンガポールで開催された第1回ユースオリンピックで全競技を通じて最初の金メダルを獲得した佐藤優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)が出席。
【コメントを発表する佐藤】
佐藤は昨年3月の東日本大震災に触れ、「オリンピックの開催で世界の皆さんに感謝の気持ちを示すとともに、日本や東京の底力を世界に発信し、新しい日本の姿を披露できたらいい」とコメント。さらに「自分が活躍することで、世界中の若手選手にスポーツの素晴らしさを発信していきたい」と続けた。
東京都と公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の招致に向け、2011年8月、国際オリンピック委員会(IOC)へ立候補を申請。その後、2012年5月24日に開催されたIOC理事会でイスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)とともに東京が一定の開催能力・要件を満たした「立候補都市」として選出されていた。
特定非営利活動法人東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会はこの日、すでに公表されていた国内スローガン「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ。」に加え、国際スローガン「Discover Tomorrow」(未来(あした)をつかもう)を発表。
「日本を訪れるゲストが未来を発見できる大会」というイメージのもと開発されたこのスローガンは、7月27日から開催されるロンドンオリンピック期間中にも、ジャパンハウス内の東京招致ブース内に掲げられる。
なお、2020年大会の開催都市は、2013年9月7日にブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催されるIOC総会において決定する。
【国際スローガンを掲げる竹田理事長(左)、佐藤(中央)、水野副理事長(右)】