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社団法人日本トライアスロン連合 JTU 2011JTUニュースリリース 発行元:社団法人日本トライアスロン連合 JTU
配信日:2011年10月16日(日)
   
井出が日本選手権3度目の優勝、
細田はジャパンカップとの2冠を達成

 10月16日(日)、2011NTTジャパンカップランキングイベント最終戦/第17回日本トライアスロン選手権(2011/東京港)が行われた。

女子スイム
  8時29分スタートの女子は、スイムで佐藤優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)が1周目から先頭を泳ぎ、20分12秒のタイムでトップフィニッシュ。そこから8秒の間に、中島千恵、井出樹里(ともにトーシンパートナーズ・チームケンズ)、西麻依子(湘南ベルマーレ)、崎本智子(愛媛県協会)ら8名が次々にトランジションに入った。

女子バイク
  バイクでは佐藤優香、崎本、西、井出、中島、高橋侑子(法政大学)、田中敬子(チームゴーヤー)の7名で第1集団を形成。その後ろを上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)、菊池日出子(宇都宮村上塾)、佐藤千佳(神奈川県連合)ら7名の第2集団が追った。1周目では25秒ほどだった第1集団と第2集団の差は徐々に開いていき、最終的に中島が第2集団に52秒の差をつけて、先頭でバイクを終えた。

女子ラン
  ランでは、バイクを4位で終えた井出が一気に飛び出し、1周回を終えた時点で後続の佐藤優香、崎本に21秒差をつけた。さらに第2集団でバイクフィニッシュした上田が得意のランで強さを発揮し、2周回を終えて2位につけた。しかし最後まで井出の先頭は変わらず、2時間1分31秒のタイムでフィニッシュ。2年ぶり3度目となる日本選手権優勝を果たした。2位は上田、3位は崎本となった。

男子スイム
  11時スタートの男子は、スイムを得意とする遠藤樹(チームケンズA &A)が18分11秒でスイムを終えたのを先頭に、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)、田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)、平野司(稲毛インター)、山本良介(トヨタ車体)の5名がほぼ同時にバイクに移った。

男子バイク
  平野を抜いた4名がバイクの第1集団になったが、4周回目で遠藤が後続の下村幸平(G.A.M・JSS深井)、福井英郎(トヨタ車体)と合流。細田、田山、山本の3名を追い上げた。その後5周回目で遠藤、下村、福井が先頭集団に追いつき、6名で再度第1集団を形成。後続の平野、杉本宏樹(稲毛インター)、椿浩平(宇都宮村上塾)ら9名の第2集団と約2分の差をつけて、トランジションに飛び込んだ。

男子ラン
  ランに入ると、細田と山本の争いになった。9月のWCS横浜大会でラン1周回をトップで走った細田が先頭を行き、山本が9秒ほどの差で細田の背中を追う展開が続いた。最後までその形のまま、細田が1時間49分21秒のタイムで日本選手権初優勝。2位には山本、3位には下村が入った。
  この結果を受けて上田、細田が2011NTTジャパンカップランキングのシリーズチャンピオンに輝き、細田は日本選手権との2冠を達成した。ジャパンカップ女子2位は土橋茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、3位は庭田清美(アシックス・ザバス)、男子2位は山本、3位は杉本となった。
  なお、このレースの模様はフォトギャラリーでご覧になれます。

<選手コメント>

井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
○井出 樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
  スイム、バイクとも、逃げ切りをどう図るかを考えながら練習してきた。ランでは、上田選手に追い上げられたが、バイクまでのアドバンテージがあったのだが、気は抜けなかった。2011年の最後に井出が戻ってきて優勝し、いい流れをつくってロンドンでメダルにつながったと言われるように、来年に向けて頑張る。

上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)
○上田 藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)
  スイムの調子が良くて上位について行けたので、それを勝ちにつなげたかった。バイクの第2集団にいたが、スピードが上がらなかった。その集団をどう機能させるかを考え、自分で脚をつかった。その割には、のびのび走れたのは結果として良かった。バイクで踏み倒した後で、2位まで追い上げられたのは収穫。

細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
○細田 雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
  日本選手権初優勝は嬉しい。今日は、勝つという気持ちが強かったので、スイムでもトップ集団で泳いだ。バイクは集団が変化したが、落ち着いて対応ができた。9月の3連戦の最後にかかとを痛め、練習ができなかったが、この大会に合わせて復調できた。北京と横浜でできたランを先頭集団で走ることを続け、最後までついて行って勝ちたい。

山本良介(トヨタ車体)
○山本 良介(トヨタ車体)
  2連覇という意識はなかった。自分のなかの問題をどう対処するかということには、このレースでは解消できなかった。周りを自分のペースに引き込むような戦い方ができなければならない。もっと自分をコントロールしなければならない。スイムからの流れで、バイクの第1集団ができ、その第1集団のメンバーが変化したことに十分対応できなかった。

この記事に関するお問い合わせ先
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広報担当:090-3204-3126
JTU事務局 TEL03-5469-5401(代)


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