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社団法人日本トライアスロン連合 JTU 2011JTUニュースリリース 発行元:社団法人日本トライアスロン連合 JTU
配信日:2011年6月19日(日)
   
初代バラモンキングは、
宮崎康子(G・A・M)と秦陽一郎(チームかぼす)

 6月19日(日)、長崎県五島市で2011五島長崎国際トライアスロン大会・バラモンキングが開催された。この大会は、一昨年まで開催されたアイアンマン・ジャパン五島長崎大会に代わって独自の運営で開催された総合距離226.2km(スイム3.8km・バイク180.2km・ラン42.2km)の大会。
  ちなみにバラモンとは、五島地方の方言で、伝説の鬼に向かっていく勇敢な武者を表現したトライアスリートのような元気な人を表す言葉としても使われている。
 またこの大会は、11月5日アメリカ・ヘンダ―ソンで開催される2011ITU世界ロングディスタンストライアスロン選手権エリートならびにエイジ日本代表選手選考レースとなっている。

スイム
  降りしきる雨の中、午前6時58分スタートのエリート女子は、久保田早紀(ブレインズファーム)と宮崎康子(G・A・M)の2名が出場。久保田はスイムを1時間11秒で上がり、宮崎に2分17秒の差をつけてバイクへと出た。


 バイクに入ると序盤で宮崎が久保田を抜き、その後も差を広げた。ランでは、宮崎がリードを保ち、終盤にスピードが落ちたものの、10時間27分52秒で優勝した。2位は久保田。
 エイジ女子は、男子とともに午前7時ちょうどにスタート。総合でも久保田に続いてフィニッシュした東夏海(長崎県協会)が12時間19分4秒で優勝した。

スイム
 エイジ男子は、スイムをコレソフ・アレクサンドル(神奈川県連合)が55分36秒でスイムをトップフィニッシュ。バイク中盤でアレクサンドルは、後続の今枝誠(愛知県協会)、秦陽一郎(チームかぼす)、鈴鹿雅樹(愛媛県協会)、信谷康二郎(大阪府協会)らに先を譲って後退。


 バイクからランへ最初に移ったのは、一昨年の五島長崎大会のエイジを制している秦。トップを快走し、そのまま9時間32分54秒のタイムで優勝した。2位は鈴鹿、3位は信谷。

ラン
 またリレーの部は、チームドラゴン(松尾雅彦・山本稔紘・千北充範)が11時間25分で優勝した。
 この結果により、初代バラモンキングは、宮崎、秦、チームドラゴンとなった。
なお、このレースの模様は、フォトギャラリーでご覧になれます。

<選手コメント>

宮崎 康子
○宮崎 康子(G・A・M)
 アイアンマン・ジャパン五島長崎大会でも2005年にいい記録を出しているので、相性のいい大会といえる。ランの1周目は調子よかったが、2周目でペースが落ちた。ランは練習不足。苦手はバイクなので、力を入れて練習した。雨で気温が低いせいかバイクは楽しかった。晴れていたらもっと楽しいだろうなとも思ったが、本当に晴れたらつらいんだろうな、と思い直した。このバイクコースは、練習しに来たいコース。2週間後にチェジュ・アイアンマンに出場する。

秦 陽一郎
○秦 陽一郎(チームかぼす)
 一昨年のアイアンマン・ジャパン五島長崎大会のエイジでも優勝しているが、今回のバラモンキングのほうが嬉しい。しかし今日のほうがきつかった。バイクはアップダウンが多くなっていて、雨で下りがスピードを出せなかった。バイクが得意なので、もっとリードを広げたかった。スイムはとても泳ぎやすいコースでよかった。スイムも寒くなかったし、バイクもアームウォーマーで寒くなかった。心拍数管理をしながら戦った。ランはイーブンペースで自分のベストを出すつもりで走った。2位の鈴鹿さんは、師匠ともいえる人。ワンツーで恩返しができた。


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