9月15日(木)、東京・有楽町の(社)日本外国特派員協会で、世界選手権シリーズグランドファイナル横浜大会のために来日しているマリソル・カサド国際トライアスロン連合(ITU)会長が記者会見に臨んだ。司会は、同協会のルーシー・バーミンガムさん。
まずカサド会長は現在のトライアスロンや自分のトライアスロンのキャリアを紹介したあと、昨日、東日本大震災の被災地の一つで、仙台ベイ七ヶ浜大会の開催地である宮城県七ヶ浜町を視察したことにふれ、「仙台への視察で地元のトライアスロン関係者に会い、日本のトライアスロンの歴史の古さを改めて知った。先月、『なでしこジャパン』が女子サッカーワールドカップに優勝したように、日本国民はあきらめずに頑張れる。仙台の復興も早いことでしょう。仙台の関係者たちは、来年はトライアスロンではなくデュアスロンでの開催も視野に入れているようだが、ITUとしても、できるだけの援助を行いたい」と連帯を強調した。
さらに今週末の横浜でのワールドチャンピオンシップシリーズ(WCS)の開催について、「震災の影響で5月開催がこの時期になった。前週末のWCSグランドファイナル北京大会に続いて、多くのトップ選手が横浜にやってきている。横浜での大会を成功させ、日本が安全で元気であることを証明したい」と付け加えた。
また今後のトライアスロンの一端として、「短い距離のトライアスロンを2回、男女で行うチームトライアスロンが始められている。これで、さらに初心者へのトライアスロンへの門戸を開きたい」と抱負を語った。
その後、集まった記者たちから、女性スポーツとスポンサーシップ、スポーツと社会、選手のスカウティング(有力選手発掘)についてなどの質問があり、カサド会長は丁寧に答えていた。
16日(金)には、WCS横浜大会の有力選手記者会見が午後1時から、横浜・ホテルモントレで行われる予定。
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