9月5日(月)、東京都北区西が丘にある味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で2011トライアスロン日本代表選手記者会見が行われた。
出席したのは、上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)、土橋茜子、佐藤優香(ともにトーシンパートナーズ・チームケンズ)、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)と飯島健二郎ナショナルチーム監督、山根英紀強化チームマネージャーの6名。司会はJTU事業・広報チームの関根明子。
まず飯島監督より、9月に行われる主要3大会の概要と日本代表選手団について、以下のとおり発表があった。
9月10日(土)、11日(日)
2011ITUトライアスロン世界選手権グランドファイナル北京大会
<日本代表選手団>
上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)、庭田清美(アシックス・ザバス)、崎本智子(愛媛県協会)、足立真梨子、土橋茜子、井出樹里、佐藤優香(すべてトーシンパートナーズ・チームケンズ)、田中敬子(チームゴーヤー)、菊池日出子(宇都宮村上塾)、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)、山本良介(トヨタ車体)、田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)
エリート男子9月10日(土)12:30/エリート女子9月11日(日)13:30スタート
9月19日(月・祝)
2011ITUトライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会
<日本代表選手団>
上田藍、庭田清美、崎本智子、足立真梨子、土橋茜子、井出樹里、佐藤優香、田中敬子、菊池日出子、細田雄一、山本良介、田山寛豪、高濱邦晃(チームフォーカス・門司地産・KMS)
エリート女子8:05/エリート男子11:05スタート
9月23日(金)
2011イ・イアンASTCアジアトライアスロン選手権
上田藍、庭田清美、崎本智子、足立真梨子、土橋茜子、菊池日出子、細田雄一、山本良介、田山寛豪、佐藤治伸(日本食研)、杉本宏樹(稲毛インター)
エリート男子11:00/エリート女子11:45スタート
次に山根マネージャーより、2012年(平成24年)にイギリス・ロンドンで開催される第30回オリンピック競技大会の代表選手選考基準についての説明があり、さらに飯島監督からは「2008年(平成20年)の北京オリンピック5位入賞や、2011年(平成23年)ユースオリンピック金メダル獲得、アジア選手権男女ともに1、2位入賞など、日本は着実にレベルを上げている。女子は幅広い年齢層で競争をしているが、男子は常に細田、山本、田山という固定メンバーが中で、競争力が弱い。それを意識し、競争力を上げるトレーニングを考えている。ロンドンオリンピックで女子はメダル獲得、男子は8位入賞を達成できるよう、選手とともに戦っていきたい」とロンドンオリンピックへの展望が語られた。
最後に上田、土橋、佐藤、細田の4選手が登場し、ユニフォーム発表と9月の3大会に向けた選手インタビューが行われた。
<選手コメント>
○上田 藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)
北京オリンピックを経験し、「メダルを取る」という意識でトレーニングを積まなければ世界では勝てないことを実感した。さらに8月のWCSロンドン大会で、ランのトップ争いを経験したことで、自分の目標が明確になった。今年は世界選手権シリーズで2度、入賞することができた。この勢いで、北京、横浜、アジア大会すべてで表彰台を目指し、ロンドンオリンピックの代表を勝ち取りたい。
○土橋 茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
さまざまなレースを経験し、いまの自分の力ではメダルを取るのは難しいと感じた。特にバイクが弱いため、バイクの強化をしてきたが、それでもまだ海外の選手に比べると力が足りない。そこで得意なスイムで第1集団に残り、余裕をもってバイクに移れるよう意識してきた。今年のレースではその成果が少しずつ出せている。体力には自信があるため3連戦は楽しみ。自分らしいレースをして、結果を残したい。
○佐藤 優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
近年、海外の若手選手が表彰台に上っているから、それに続きたい。昨年の日本選手権終了後は筋力トレーニングを中心に取り組み、バイクに力が付いてきた。しかしバイクでついた勢いがランで衰えてしまう課題も見え、それを意識してトレーニングを積むことで、キッツビュールとハンブルグの大会で成果が出せた。連戦は大変だが、アジア圏でのレースは好きだから楽しみたい。オリンピック枠を獲得することが目標。
○細田 雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
ロンドン大会では練習の成果が出せなかったため、納得のいくレースができるよう1カ月間トレーニングを積んだ。北京大会でオリンピック枠内定を決め、ロンドンオリンピックでの8位入賞を明確にすることがいまの目標。2005年(平成17年)ごろからあったひざの故障を治療して一から身体をつくり直し、今年の中盤からはその成果も出てきた。オリンピックに出場するだけでは意味がないから、メダル獲得を目指す。
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