連日の猛暑が去り秋の気配を感じる福島県猪苗代町で8月21日(日)うつくしまトライアスロンinあいづが開催され、東北での大会開催を心待ちにしていたアスリート441名(完走者数は403名)が参加。レース後には福島特産の桃やぶどう、スイカなどがふるまわれ、会場は笑顔であふれた。
【磐梯山を望む猪苗代湖でのスイム】
女子総合はバイクで追い上げた地元福島の鈴木まさみがランでも安定した走りを見せ優勝。本大会は10月に開催される日本選手権の東北ブロック女子代表選考会となっており、鈴木は東北ブロック代表の座も手にした。2位には大志田紀子(岩手)、3位は長尾好子(兵庫)が入った。
年代別は40-44歳で優勝を飾った中橋麻理(東京)がエイジランキングトップに躍り出た。新潟の神田紀子(45-49歳・新潟)、宇田川知子(50-54歳・千葉)もともに勝ちランキング優勝に望みを残した。
【選手に特産の桃をふるまうボランティア】
今年70歳になった昆朋子(茨城)も大会13回連続出場を完走で飾った。
【60歳以上入賞の右から白石りえこ(新潟)、昆、大沼陽子(福島)】
男子総合は井上一樹(東京)が後続に1分半の差をつけスイムを終え、このまま独走かと思わせたがパンクで順位を落とす。代わって上がってきたのがバイクの得意な篠崎友(東京)。篠崎がそのままランで後続の追い上げを振り切り優勝(ロング強化指定のためランキング対象外)。2位には犬童太一(東京)、3位には山形の長谷川健が入った。
エイジランキング優勝を狙う倉内誠司(愛知)は得意のランで追い上げたが及ばず。しかしエイジランキングトップとなった。
【トップを追う長谷川(中央)と倉内(右)】
年代別50-54歳では昨年ランキング2位の実力を見せ椎名克行(新潟)が優勝。2位にはミアーズ・ケレン(東京)が入りランキングも2位に。3位の青野誠司(宮城)もランキング順位を上げた。
55-59歳の佐藤周平(東京)も安定した走りでシーズン3度目の優勝。地元福島の鈴木文夫も2位に入りランキング順位を上げた。
【一家そろってフィニッシュ】
大吉秀則(60-64歳・茨城)は総合でも24位と驚異的な走りで大会5連覇。ランキング優勝を目指した佐藤賢一(三重)は3位に終わった。65-69歳優勝は浜口辰雄(茨城)。
70-74歳の戦いを制したのは網田光雄(千葉)。2位には名雪雅義(東京)が入りそれぞれランキング1、2位となった。
【フィニッシュには選手を迎えるハイタッチの列ができた】
最高齢出場(76歳)の碇岩雄(東京)、佐々木豊(青森)ともに見事完走を果たした。
【食べ放題の果物が選手の疲れを取りのぞいてくれる】