東北のアスリートが待ちに待ったエイジランキング第3戦「みなと酒田おしんレース」(山形県酒田市)が6月19日(日)開催される。
被災地からの参加が大半を占め、練習不足と口にする。家も車も海に流された、でもまた海で泳ぐと笑う選手も。
しかしアスリートは震災に負けてはいなかった。昨年のエイジ60-64歳チャンピオンの西内秀一は福島県南相馬市から避難生活を余儀なくされているが今年も1位の座を狙っている。
2010年総合ランキング6位で酒田大会を制した伊藤寿(愛知)、昨年2位と今大会リベンジを目指す今村圭孝(神奈川・2010総合5位)、女子55-59歳優勝の宗田恵世子(東京)、椎名克行(50-54歳・新潟)らは今年も酒田に帰ってきた。
昨年のランキング年代別上位に入った鈴木まさみ(35-39歳・福島)、齋藤譲二(35-39歳・山形)、青野誠司(50-54歳・宮城)らをはじめとする東北勢が家族や仲間への思いを胸に酒田の街を走り抜ける。
同日、鳥取県湯梨浜町ではエイジランキング第4戦「ハワイ湯梨浜トライアスロン大会」が開催される。
現在女子総合ランク1位の松本華奈(島根)、昨年のランキング45-49歳1位の熊崎佳美(大阪)、地元鳥取県の大西直美(2010年40-44歳2位)らが出場。
男子は総合トップ返り咲きを狙う福元哲夫(広島・2005-2008年エイジチャンピオン)、今シーズンランキング大会初参戦となる昨年の45-49歳チャンピオン室谷浩二(滋賀)、現在総合ランキング5位の福田悠平(鹿児島)らが戦いを繰り広げる。
また本大会には地元鳥取県の観光マイスターでもあり、シドニーオリンピック日本代表の小原工とトライアスロン日本代表として活躍した千恵夫妻も参加。湯梨浜から東日本へエールを送る。