国際オリンピック委員会(IOC)は2012年に開催されるロンドンオリンピックへの奨学金を16名のトライアスリートに授与した。
この数字は国際トライアスロン連合(ITU)としては過去最大で受賞者の半数が女性となっている。
オリンピック奨学金制度は競技の普及と発展を目的とし、才能のある選手に資金や練習環境などを提供する制度で、この対象となった選手の中には2010年世界選手権シリーズ第1戦のシドニー大会で優勝を飾ったバルバラ・リベロス・ディアス(チリ)やアイルランド人として初めてトライアスロンの表彰台に上がったアイリーン・モリソンらも含まれている。
マリソル・カサドITU会長は「トライアスロンは、最も急成長しているオリンピック競技の一つであり世界中に才能のある選手が潜んでいる。その選手達にこの賞が贈られことに感謝している。また今回大勢の選手が受賞したことを誇りに思う」と述べた。
受賞した16選手は以下の通り。
女子:Vendula FRINTOVA (CZE)、Elizabeth Maria BRAVO INIGUEZ (ECU)、Elizabeth MAY (LUX)、Barbara RIVEROS DIAZ (CHI)、Aileen MORRISON (IRL)、Yuliya YELISTRATOVA (UKR)、Helle FREDERIKSEN (DEN)、Flora Jane DUFFY (BER)、
男子:Jason WILSON (BRA)、Ryan SISSONS (NZL)、Richard VARGA (SVK)、Tyler Barbour BUTTERFIELD (BER)、Stojan POPOVSKI (MKD)、Leonardo CHACON CORRALES (CRC)、Abrahm LOUW (NAM)、Herve BANTI MON (MON).