2月13日(日)、神奈川県川崎市・東扇島東公園にて、カーフマンGP南関東ステージが開催された。カーフマンシリーズとしては初の開催地となったこの大会には、キッズからエリート選手まで、様々なクラスに今シーズン最多の679名がエントリー。会場は選手やその家族、そして多くのギャラリーが集う賑やかなものとなった。
エリート女子は、第1ランで宮澤恵理(SQUAD TAKUYA)が飛び出し、大松沙央里(トヨタ車体)がこれを追う展開に。バイクパートに入ると、今シーズンのエリート女子ポイントランキングトップに立つ大松が宮澤をかわして独走。大松は第2ランでも安定した強さを見せ優勝し、今シーズン2勝目。2位には宮沢。3位には宮崎康子(AVANTI/G.A.M)が入った。
エリート男子は、第1ランで栗原正明(BODYTUNE/VAXレーシング/国士館大学院エース)、川村好平(東京都連合)が飛び出すも、今シーズン初参加の中田崇志(関東RC)らを中心に有力選手の集団が徐々に追い上げ、最後は二人を吸収、深浦祐哉(ハリアーズ・新宿パークホテル)、高橋泰夫(豊和(株)・BOMA・CW-X)らの有力選手5名の集団でバイクスタート。
5名で集団を形成していた先頭集団であったが、深浦がバイクコースで歩道に乗り上げるアクシデント。その隙を見逃さず、栗原と高橋が仕掛け、後続をバイクで引き離す事に成功し、一時は50秒近くの差をつける。深浦を含むセカンドパックは後続の30名近い集団に吸収される。集団のセカンドパックは徐々に追い上げ、その差は約30秒で勝負は第2ランへと移った。トランジッションでやや手間取った高橋がすぐ栗原をとらえて首位に立つ。追う深浦も、周回を重ねるごとに着実に差を縮める。1周1kmの周回コースと取り囲むギャラリーの熱い声援の中、ついに最終周で深浦が高橋を捉え逆転。そのままフィニッシュテープを切り、今シーズン3勝目をあげた。2位には10秒差で高橋、3位には追い上げる中田を振り切って栗原が入った。
【女子】
1位 大松沙央里(トヨタ車体)1:26:50
2位 宮澤恵理(SQUAD TAKUYA)1:28:06
3位 宮崎康子(AVANTI/G.A.M)1:30:26
【男子】
1位 深浦祐哉(ハリアーズ・新宿パークホテル)1:16:53
2位 高橋泰夫(豊和(株)・BOMA・CW-X)1:17:03
3位 栗原正明(BODY TUNE/VAXレーシング/国士館大学院エース)1:17:40
<選手コメント>
○大松沙央里(トヨタ車体)
参加者や観客のみなさんとの距離が近い会場で、たくさんの応援を受け、がんばれました。
○深浦祐哉(ハリアーズ・新宿パークホテル)
バイクで歩道に突っ込んでしまい、その後のバイクではなかなか追い切れなかった。今日は前を行く高橋・栗原両選手がとても格好よく見えたので、チャンピオンシップの行われる東海では、アグレッシッブなレースに参加したいと思う。本部周りの応援の盛り上がりには勇気づけられました。