4月24日(土)、2010年シーズンの日本での開幕戦となるNTTトライアスロンジャパンカップ第1戦/石垣島ITUトライアスロンワールドカップを明日に控え、記者発表が大濱信泉記念館で行われた。
記者発表は、ワールドカップ、NTTジャパンカップ、石垣島トライアスロン大会の3部門に分かれて行われた。司会は、山本光宏JTU事業・広報副委員長。
ワールドカップの記者会見に出席したのは、リズ・ブラッチフォード(イギリス)、ダニエル・リー・チー・ウー(香港・中国)、今年のITUワールドチャンピオンシップシリーズ(WCS)の初戦であるシドニー大会でトップから11秒差の4位となった足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)の4名。
その後、NTTジャパンカップの記者会見に移り、足立、細田両選手のほか、庭田清美(アシックス・ザバス)、楓{智子(日本食研)、山本良介(トヨタ車体)、田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学)の6名が出席した。
このジャパンカップの会見には、飯島健二郎ナショナルチーム監督も出席し、今後の方針を「2012年ロンドン・オリンピックでは、女子はメダル獲得、男子は8位入賞を目標にしていく」と語った。
最後に、エイジグループランキングも充実したこともあり1700名を超える参加者となった石垣島トライアスロン大会から、昨年のシーズンの年代別シリーズ優勝を果たした昆朋子・英夫(茨城県協会)夫妻と地元石垣市在住の同優勝者・富崎義明(沖縄県連合)の記者会見が行われた。
なお、明日のレースのスタート時刻は、エイジグループ・8:00、エリート女子・13:15、エリート男子・15:45。
ITUホームページ(http://www.triathlon.org/)で動画の配信があるほか、結果および速報等についてはレース終了後、順次JTUメールニュースとJTUホームページ発表する予定。
<選手コメント>
○リズ・ブラッチフォード(イギリス)
初めてのワールドカップ出場が2001年の石垣島大会だった。2度目の出場。バイクは小さな集団となるだろう。スイムからいい位置につけて、力をすべて出して優勝したい。
○ダニエル・リー・チー・ウー(香港・中国)
石垣大会は何度も参加してきた。スイムで速くあがって、バイクの第1パックに入りたい。ランが得意なので、ベストのポジションでランへ移りたい。日本の選手はいい選手が多いし、ヨーロッパや南半球からも若手の有力選手が来ているので、自分の力を出し切りたい。
○足立 真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
私の競技生活が始まったのがこの石垣大会。スイムから積極的に攻めて、第1集団にいないと終わりという気持ちがある。そこから、ラン勝負に持ち込んで勝ちたい。11月のアジア大会の選考レースなのでがんばりたい。今年は、アジア大会の金メダルを目標にしている。
○庭田 清美(アシックス・ザバス)
2008年の北京オリンピックの直前と同じように、オフから現在にかけて身体の変調があった。1月の後半から、本調子ではなかったが、ここに来て復調の兆しが見えた。練習が予定通り積めていないが、体調がいいので最後まであきらめず、精一杯の力を出し切りたい。
○楓{ 智子(日本食研)
今年目標は、世界選手権グランドファイナルで優勝すること。そのために1戦1戦がんばる。ムールラバ大会で2位となって自信が持てた。明日のスタートには、気持ちと身体を整えて臨みたい。
○細田 雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
石垣島は、バイクがテクニカルで好きなコース。ランで後退することが多かったのだが、今年は冬に走り込み、練習が積めているので、いい成績が残せると思う。
○山本 良介(トヨタ車体)
今年11月のアジア大会で金メダル獲得を目標にしている。そこからステップアップして、ロンドン・オリンピックのメダルにつなげたい。最近では、ヨーロッパのスピードレースに対応することを目標にトレーニングしている。
○田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)
昨年の秋から、練習拠点を東京に移した。今年の序盤は、思うようにレースができていないが、いまの時期にできることをして、アジア大会そしてロンドンにつなげたい。
○昆 朋子(茨城県協会)
ただただ石垣島が好きで、ここからが人生の始まり、という思いで毎年来島する。昨年シリーズ優勝して、チャンピオンウエアをいただいけてとてもうれしい。
○昆 英夫(茨城県協会)
石垣島が第2のふるさとになっている。島の方に応援していただけるので励みになる。この大会は、島全体が一丸となっているのがよいところ。ほかにはない大会。
○富崎 義明(沖縄県連合)
昨年は、シリーズ優勝して日本代表として世界選手権ゴールドコースト大会に出た。今年も石垣島大会からがんばる。世界選手権はレベルが高く、120名ぐらいのなかの100位ぐらいだった。65歳の優勝者と同じタイム。石垣島はトライアスロンにとって天国のような場所。
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