10月16日(土)、東京都港区お台場の台場区民センターで、17日(日)に開催される2010NTTジャパンカップランキングイベント最終戦/第16回日本トライアスロン選手権東京港大会/2011アジア選手権(チャイニーズタイペイ)代表選考会に先立ち、日本ナショナルチーム選手の記者発表が行われた。
出席したのは女子が井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)、土橋茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、佐藤優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、男子が田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)、山本良介(トヨタ車体)、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)の8名。司会は、山本光宏JTU事業・広報副委員長。
まず、各選手が自己紹介と今大会への意気込みを語った。その後、記者からの質問にも活発に答えていた。
本大会は、日本選手権優勝者とともに、ジャパンカップランキングの優勝者も決定する。
男子は現在ランキング1位の山本、2位の細田の争いになる。女子は、1位の土橋から2位田中敬子(チームゴーヤー)、3位佐藤、4位崎本智子(日本食研)までの4名がシリーズ優勝を狙える位置にいる。
17日(日)は、女子が8:25、男子が11:00からレーススタート。
<選手コメント>
○井出 樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
今年前半はけがで調子を落としていたが、WCSブダペスト大会で10位に入り調子が戻ってきた。今年はチームメイトがお互いに支え合うことで仲間から家族のような存在になった。仲間がいたから、もう一度世界で戦えるレベルに戻れた。1年間のチームの成長を見せ、そのなかで自分しかできない3連覇を目指す。
○足立 真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
今シーズン、いままでにない練習を継続してきた。自分を支えてくれるチームメイトの存在があったから、つらい練習に耐えてここまで来られた。明日のレースでチームメイトと一緒に戦えると思うと、いまからわくわくする。その気持ちを爆発させて、笑顔でフィニッシュラインに立ちたい。
○上田 藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)
千葉国体は「地元優勝確実」というプレッシャーのなかでのレースだった。そこで優勝でき、翌週のウアトゥルコワールドカップでも優勝を果たすことができた。今週水曜日に帰国したばかりだが、回復力もよく、とても良い状態。明日のレースでは3連覇を目指して頑張りたい。4月に大けがをしたが、国体から本格的に調子が戻った。
○土橋 茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
今シーズンは11戦レースをし、明日のレースで12戦目。いままでだったら9戦目で身体が限界を迎えていたが、今シーズンはレースを重ねるにつれ、調子が良くなってきている。明日は自信をもってスタートラインに立てる。武器であるスイムで先行し、自分らしいレースで初優勝を目指す。
○佐藤 優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)
8月の第1回ユースオリンピックで第1号の金メダリストになれたことで、練習や先輩に対する意識に変化が起き、選手として成長できた。翌週のハンガリーのジュニア選手権で5位になり、改めて世界の壁を感じた。日本一になるための練習をして、先輩たちは日本一になっている。自分にもチャンスがある。胸を張ってレースに参加したい。
○田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)
今シーズンは3月にふくらはぎの肉離れを起こしてからけがで苦しんでいたが、仲間や応援してくれるファンの声援が力になった。今レースに向けて長野県で合宿をし、やることはやった。あとは運命にゆだねるだけ。ここまできて悔いはない。明日は正々堂々レースに挑み、5連覇を目指す。
○山本 良介(トヨタ車体)
今シーズンは多くのレースに参加し、良いレース、悪いレースがそれぞれあった。そこまでの流れは関係なく、お台場には日本タイトルを取るために来ている。そこにこだわってレースをしたい。今シーズンの目標はアジア選手権での優勝だが、まずは明日のレースで優勝し、弾みをつけてアジア選手権に挑みたい。
○細田 雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
明日は日本タイトルをかけて全力で戦いたい。田山選手は東京港大会で勝ち続けている偉大な選手。その壁を乗り越えるため、自分自身に負けないように力を出し切りたい。アジア選手権も大切だが、まずは日本タイトルを取ることに全力を尽くす。今後はナショナルチームの合宿後、メキシコでの合宿を予定している。
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