第16回アジア競技大会広州大会は、14日(日)、男子の競技を行った。
スタートは午前9時、スイムで飛び出したのは細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)で、スイム1周目をトップで上がった。スイムを最初に終えたのは、ヘオ・ミンホ(韓国)で19分2秒のタイム。同タイムで山本良介(トヨタ車体)が続き、1秒後にジャン・ジハン(中国)、その1秒後に細田がトランジションへ走り込んだ。
バイクでは、山本がトップでコースに出たが、細田、ドミトリー・ガーグ(カザフスタン)、ドミトリー・スムロフ(カザフスタン)、ヘオ・ミンホ(韓国)、キム・ジュソク(韓国)、ダニエル・リー(香港)、アンドリュー・ライト(香港)、ジャンの9名が7周回のバイクコースを半周行かないうちに第1集団を形成してスピードを上げた。バイクでこの9名は、先頭交代を繰り返し、ランへと移った。
ランでは、ヘオが序盤に飛び出したが、すぐに山本がトップを奪い、細田は3位につけてすきをうかがう、ヘオのスピードが落ちるのと同じタイミングで細田が前に出ると山本と二人で逃げる。一時は、後ろからガーグが差をつめたが、山本、細田は快調に飛ばす。3周目で山本のスピードが落ちると、変わって細田がトップに。そのまま細田はリードを広げて、1時間52分15秒のタイムで優勝した。山本は、26秒遅れて2位に。3位は、ガーグ。
この結果、日本チームは女子に続いて金銀メダルを独占した。
なお、このレースの模様は、フォトギャラリーでご覧になれます。
<選手コメント>
○細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
スイムは好調で、1周目はトップだった。バイクでは、9名がいい走りをしたのでかなりスピードが上げられた。そのなか、2006年のアジア競技会優勝のガーグが不気味だった。しかし、バイクでガーグに脚を使わせることはできたと思う。ランは山本選手が引っ張ってくれて、自分はいっぱいだった。結果的に、金銀が取れてうれしい。
○山本良介(トヨタ車体)
常に冷静にレースをしようと、考えた。バイクでも、細田選手と確認しあって、最後のラン勝負では勝てるから、そこまで大事に行こうと話合った。ランの2周目後半でガーグ選手が来たのが分かった。彼の脚の速さは知っていたので、自分たちでワン・ツーを取るんだという気持ちを持って、プッシュし続けた。自分は3周目でスピードが落ちたが、細田選手が金で、自分が銀のワン・ツーはとてもいい結果。
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