国際パラリンピック委員会(IPC)は、トライアスロン(パラトライアスロン)をパラリンピック・ゲームの正式競技に採用し、2016年リオ・デジャネイロ(ブラジル)での実施が決まった。第10回アジアパラゲーム(中国広州)に先立って開催されたIPC理事会での決定による。
マリソル・カサドITU(国際トライアスロン連合)会長は、「トライアスロンのパラリンピックへの参加が実現し、選手たちが2016年のパラリンピック大会でレースができることになり、大変光栄に思います。ITUを代表し、IPC会長並びに関係者の皆様に感謝申し上げます。
世界中の若者に興奮を伝えながら、トライアスロンがパラリンピック・ムーブメントに大きく貢献できることを強く信じています。正式競技採用に向けては長い道のりでしたが、2016年のパラリンピックで最高の競技が開催できるよう、これからが本当の仕事と気を引き締め、一層努力して参りたいと思っています」と喜びを語った。
ITUでは15年以上にわたりパラトライアスロンの普及に努め、1995年から毎年パラトライアスロン世界選手権を開催してきた。(パラトライアスロンは障害の程度などに応じ6つのカテゴリーに分かれている)。今回のIPC理事会には7競技の公式申請があり、パラトライアスロンの他にパラ・カヌーが採用されている。
国内においては、2011年5月14-15日に横浜で開催されるITU世界選手権シリーズにおいて、パラトライアスロン(上記カテゴリーの一部)の実施を予定している。
◎パラトライアスロン・プロモーションビデオをご覧いただけます。
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