11月28日(日)、国営木曽三川公園にて、カーフマンGP シーズン8/第2線となる東海ステージが行われた。本大会のエリートカテゴリに参加する学生選手は、同大会伊豆ステージで日本デュアスロン選手権大会と並催される日本学生デュアスロン選手権大会の出場権がかかっている。
エリートにも負けない迫力のスタート(キッズ・小学生部門)
ジュニア・キッズ・ビギナー・エイジの各カテゴリーに続き、午後1時30にスタートしたエリート女子は、第1ランを宮澤 恵理(SQUAD TAKUYA)、大松 沙央里(トヨタ車体)、沢田 愛里(JR北海道)、田中 敬子(チームゴーヤー)、が横一線で通過。バイクからは、大松 沙央里(トヨタ車体)が単独でレースを引っ張る形となった。バイクから第2ランは安定したペースで走った大松が1時間24分41秒のタイムで優勝。シーズン6/7のグランドチャンピオンの沢田は1時間26分21秒で二位となった。
寒風の中激走する選手たち
女子の5分後にしたスタートした男子では、スタート直後に深浦 祐哉(ハリアーズ/新宿パークホテル)が後方の選手と足が交錯し転倒。波乱の幕開けとなった。すぐにポジションを立て直した深浦は、栗原 正明(BODY TUNE/HEAD/国士館大学院エース)、末岡 瞭(立命館大学)、藤崎 直哉(SBCsports/AVANTI)と形成する先頭集団でバイクへ。バイクスタートと同時に栗原が猛アタックをかけ、これに追随した深浦とトップを並走し、後方を引き離すことに成功した。第2ランのスタートこそ栗原が先頭に立つが、第2ランでは深浦が栗原に59秒の差をつけ1時間19分09秒のタイムで優勝。深浦は、冷静な判断力と王者の貫録を見せつけた結果となった。
<選手コメント>
○大松 沙央里(トヨタ車体)
この時期に真剣勝負できたことは良い経験となった。楽しく、気持ちよく、苦しいレースができたと思う。終始一人でトップを走ることとなったが、どの選手も集団から外れればいずれ一人で走ることになる思い、気にならなかった。
(沢田選手との駆け引きを問われ)ランニング勝負は分が悪いので、バイクでどれくらい離すことができるかと考えていた。ランの2周回目で思っていたより離れているのが確認できたのでいけるかなと思った。
○深浦 祐哉(ハリアーズ/新宿パークホテル)
(スタート直後に転倒したことに対して)頭に血がのぼって無理矢理追い上げたりと、まさかこんな展開になるとは思ってもいなかった。バイクに入ってからは、「バイクパートナーの栗原選手」と冷静に進めれたのではないかと思う。シーズン一戦目となるが、バイクとランは別々にトレーニングをしているので競技として一緒にやってみないとどうなるか分からない点もある。結果を残せたことは自信になったと思う。