9月11日(土)、ハンガリーで行われているITU世界選手権シリーズグランドファイナルブダペスト大会は、エリート男子とU-23男女のレースを行った。

午後1時15分スタートの男子は、水温が16度と低いなか、スイムをトップフィニッシュしたのはハビエル・ゴメス(スペイン)で17分9秒のタイム。その後ろをフレデリック・ベローブレ(フランス)、アリスター・ブラウンリー(イギリス)が続いた。日本選手は、山本良介(トヨタ車体)が27位とまずまずの出足。

バイクでは、最初の4kmの直線をトップ集団が逃げたが、市街地の周回コースに入ると徐々に後続が追いつき、何度かの落車も起こって最終的には50名を超える集団にふくれあがった。山本、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)、田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)、高濱邦晃(チームフォーカス・ボディチューン・九州医療スポーツ専門学校)、杉本宏樹(ルミナリア)、佐藤治伸(日本食研)の日本選手もこの集団につけた。

ランでは、カートニー・アトキンソン(オーストラリア)がまず飛び出したが、すぐにブラウンリーとゴメスが追いつき、この二人のサイドバイサイドとなった。何度か仕掛けあって先頭を交代したが、最後の直線でわずかにリードしたブラウンリーが1時間42分26秒のタイムで優勝した。2位はゴメス、3位はステファン・ユスタス(ドイツ)が入った。 日本選手は、細田34位、佐藤44位、田山46位、高濱50位、山本54位、杉本63位だった。 このレースの結果、世界選手権シリーズチャンピオンはゴメス、2位ユスタス、3位ブラッド・カーフェルト(オーストラリア)となった。

U-23女子は、エマ・ジャクソン(オーストラリア)が優勝し、平出美雨(チームゴーヤー)が38位。男子はジョナサン・ブラウンリー(イギリス)が優勝し、遠藤樹(チームケンズ練習生)は62位。

なお、このレースの模様は、フォトギャラリーでご覧いただけます。
明日はエリート女子、ジュニア男女とエイジグループのレースが行われる。
<選手コメント>

○細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)
スイムは比較的いい位置で上がれたが、最初の4kmの直線で前の集団に追いつくことができなかった。市街地の周回コースに入って追いついたが、サドルが下がってしまうアクシデントで、バイクを思い切って走らせられなかった。ランに入ったときには、脚がつり気味で、やっと2周目から全力で走れた。消化不良のレースとなってしまった。