ジャック・ロゲIOC会長の提唱により、「世界の若い世代にスポーツと教育・文化を融合させる」「スポーツ本来の意義やオリンピズムを実感してもらう」といった目的で初めて開催となった第1回ユースオリンピック競技会の全26競技を先陣を切って8月15日(日)シンガポール・イーストコーストパークにおいてトライアスロン競技が行われた。
スタートラインには世界各国から集まった次の世代を担う若きアスリート32名が立った。
トップでスイムを終えたのはRIDENOUR Christine(カナダ)。THOREN Annie(スェ―デン)に続き佐藤優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)はトップから4秒差でスイムを3位で終える。
バイクに入ると18名の大きな集団となり勝負の行方はランへ。
今年に入りすでに5回世界選手権シリーズにも出場している佐藤は、トランジションで少し遅れたものの動じることなく、いつも通りの走りをみせ後続に14秒の差をつけ優勝!記念すべきユースオリンピック第1号の金メダルを獲得した。
レース後佐藤は「トライアスロンの金メダルがユースオリンピックの最初のメダルとなることは知っていた。この金メダルを取ることを目標に頑張ってきたので大変嬉しい。このメダルが日本選手団に勢いをつけることになって欲しい。」と語った。
佐藤は千葉県出身。9歳の時に母の勧めでトライアスロンを始める。
2009年アジア選手権インチョン(韓国)大会で優勝、ユースオリンピック代表権を得る。
2010年アジア選手権スービックベイ(フィリピン)ジュニアの部で優勝。
その他2010年ITUアジアカップ天草、仙台ベイ七ヶ浜大会(エリート部門)優勝を飾った。
プロフィール、大会成績詳細は
http://www.jtu.or.jp/top_athlete/woman/sato/index.html