8月1日(日)岐阜県海津市の国営木曽三川公園特設トライアスロン会場で第25回長良川国際トライアスロン大会が開催された。
同日開催の日本ジュニアトライアスロン選手権、リレーの部を含む360名(エイジランキング対象カテゴリー完走者数は249名)が参加し灼熱の太陽の下、清流長良川でのレースを楽しんだ。
60歳代はスタート前でも余裕の笑顔!
女子は中原恭恵(学連)がトップでスイムを終えると昨年のランキング1位の松本華奈(島根)が30秒差、さらに1分20秒遅れて松永千紘(学連)がこれを追う。
スイムを終えてホッと一息。
中原はバイクでも快調に飛ばしトップでランへとスタート。スイムで出遅れたものの得意のバイクで追い上げた戸田光海(愛知)が2位でバイクフィニッシュ。これに松永、西牟田啓(福岡)が続く。
ランに入ると「優勝かリタイアかの気持ちで走った」という戸田が、中原と4分40秒あった差を徐々に詰め、ラスト200mで中原に逆転するとそのまま一気にフィニッシュゲートをくぐり初の栄冠を手にしランキングも3位に上げた。
初優勝の戸田!
2位には中原が入りランキング5位に浮上、バイクで順位を落としたもののランキング女王の意地をみせた松本が3位、4位には伊藤志保(学連)、5位に松永、6位には西牟田が入った。
惜しくも2位となったが最後まで健闘した中原
男子は原田大輔(福岡)、新木大智(学連)がほぼ同時にスイムフィニッシュするとこれに30秒遅れて竹内鉄平(愛知)、昨年ランキング総合1位の中井啓太(三重)、倉内誠司(愛知)がこれを追う。
バイクに入ると竹内が一気に原田らを抜き去り後続に1分30秒差をつけランへとスタート。倉内、中井、伊藤寿(愛知)らがこれを追う。ラン1周目を終えて折り返し地点に姿を現したのは倉内。竹内との差は徐々に広がっていく。しかし3周回目で竹内が意地をみせ再度トップに立ち優勝の行方は最終ラップへ。酷暑のレースを制し最初にフィニッシュ会場に現れたのは倉内!「暑さで死ぬかと思った。思っていた以上のレース展開だった。」と振り返った倉内が東京渡良瀬大会に次ぐシーズン2勝目、本大会初優勝を遂げた。
激しい優勝争いを制し2勝目を上げた倉内
2位には竹内、3位には得意のランで追い上げた岡本治樹(滋賀)が入りランキングも2位に。4位には中井、5位伊藤、6位には山本一博(愛知)が入った。
年齢別女子では30-34歳1位に長尾好子(兵庫)、2位に水島ゆかり(岡山)が入りそれぞれランキング順位を上げた。40-44歳は地元岐阜の中山いずみ、清水洋子1、2フィニッシュ。3位の宮沢有季(静岡)はランキング2位に躍り出た。45-49歳では武田久美子(大阪)が勝ち、2位の南口多見子(京都)、3位の末光浩美(愛媛)もそれぞれランキング順位を大きく上げた。
熾烈な優勝争いを繰り広げている50-54歳では大阪大会のリベンジを果たした藤井眞由美(愛知)が山下桂子(三重)との直接対決を制しランキング単独トップとなった。
スタッフも選手の健康管理に大忙し
年齢別男子は24歳以下・安田巧(学連)、35-39歳・松田栄一(愛知)が優勝。40-44歳・小嶋基史(愛知)、45-49歳・平田泰久(三重)がそれぞれ勝ちランキング上位に名前を連ねた。
お互いの健闘を讃えあう頑張る40歳代。小嶋(左)と平田(右)
50-54歳・堀川光裕(徳島)は天草、ひわさ大会に続く優勝で後続に大きく差を広げた。55-59歳・鈴木教之(愛知)は1位ポイントを獲得し一気にランキングトップに。60-64歳の戦いを制したのは三宅光章(愛知)、65-69歳・1位は大島強(愛知)。2位の高橋勝之(愛知)はランキング2位、神谷進五(愛知)は3位ながらもランキング1位に浮上した。
50-54歳ランキングトップの堀川
70-74歳の戦いを制したのは谷口功(京都)。ランキングも3位に。2位には堀江弘(埼玉)本大会最高齢出場の水野達雄(愛知)が3位に入った。
70歳代入賞の左から堀江、谷口、水野
ぎふ清流国体(平成24年開催)マスコットのミナモも会場にかけつけた