猛暑が続く関東地区・関西地区で7月25日第8戦となる東京都トライアスロン渡良瀬大会(群馬県板倉町)と第9戦大阪国際トライアスロン舞洲大会(大阪市此花区)が開催された。
渡良瀬大会は気温、水温とも30度を超える厳しい条件となりスプリントディスタンス(スイム750m/バイク20km/ラン5km)に短縮されたが国体代表選考会ともなる東京都選手権、リレーを含む412人が(エイジランキング対象カテゴリー完走292名)が真夏の太陽の下、大会に臨んだ。
スタート前に諸注意を聞く選手たち
女子は岡村和重(東京)がトップでスイムを終えると金子麻有美(東京)、昨年のランキング総合3位の井上恵理香(神奈川)が15秒遅れでこれを追う。井上はバイクで金子に追いつくとそのままの勢いでランへ。ランで岡村もかわしシーズン初優勝を遂げた。2位には岡村、3位には18歳の遠藤有希(東京)が入った。
スイムを終えバイクに向かう選手たち
男子は倉内誠司(愛知)が後続に10秒の差をつけスイムを終えるとそのまま快調な走りをみせ、シーズン初優勝を飾った。石垣島大会優勝の高橋豪一(東京)は、スイム、バイク、ランと順調に順位を上げ2位に。3位には高橋功(茨城)が入った。
年齢別女子では40-44歳・飯塚美智(福島)、45-49歳・谷口早苗(埼玉)、50-55歳・平松かおり(神奈川)らが各年齢で1位ポイントを獲得。野上ジエラルディン(東京)も60-64歳ランキングトップとなった。
リレーの選手も麦わら帽子をかぶってフィニッシュ!
年齢別男子では大会総合4位に入った遠藤正和(東京)が40-44歳で勝ちランキングも4位に浮上、遠藤には負けたもののコレソフ・アレクサンドル(東京)もランキング2位となった。50-54歳・古川正敏(東京)、55-59歳・堀井健司(東京)、60-64歳・菅野裕次(茨城)、65-69歳・荻野宏一(埼玉)らが各年齢別1位ポイントを獲得、本大会最高齢出場となった碇岩雄(東京・75歳)をはじめ田端昇(埼玉)、武井禧明(東京)の70歳の選手も元気に完走を果たした。
冷たいプールで一息!
渡良瀬大会同様真夏の太陽が照りつける大阪大会も同日開催されたNTTジャパンカップ(国体代表選考会)とスプリント、リレーを含む462名(内エイジランキング対象部門281名が完走)が、スポーツアイランド舞洲での大会を楽しんだ。
大会に花を添える堺チアリーディングマリンの応援
女子は現在ランキング2位の平松智子(愛知)が後続に20秒の差をつけスイムを終えると危なげない走りで後続を寄せつけず石垣、蒲郡に次ぐ3勝目を上げ総合ランキング1位となった。2位にはバイク、ランで追い上げた松田英子(兵庫)、3位には地元大阪の山本梓が入った。
女子入賞の左から2位松田、1位平松、3位山本
男子は彦坂哲児(奈良)がトップでスイムフィニッシュ、これを渡邉浩司(愛媛)、津々見真二(鹿児島)らが追う。バイクに入ると長年ロングで活躍してきた田村嘉規(大阪)が猛追をみせバイクトップでフィニッシュすると久しぶりにレースとは思えない快調な走りでランキング初参戦の本大会を優勝で飾った。2位には地元大阪の久保亘、3位には今村圭孝(神奈川)が入った。
久しぶりのレースで優勝を飾った田村
女子年齢別では大阪の25-29歳・村田綾子、30-34歳・山本梓が勝ちそれぞれランキング上位に進出した。50-54歳上位を争う藤井眞由美(愛知)と山下桂子(三重)の直接対決は山下が勝ちランキング順位が逆転した。
50-54歳女子ライバル(?)の山下(左)と藤井(右)
男子年齢別では45-49歳の石鍋聖一(兵庫)、50-54歳の内田哲(福岡)がそれぞれ勝ちランキング2位に、揖場裕(兵庫)も勝ち60-64歳チャンピオンの座を不動のものにした。また30-34歳・萩野貴史(長野)、55ー59歳・石橋剛(大阪)らがそれぞれランキング1位ポイントを獲得した。
ボランティアに水をかけてもらい生き返る選手たち
仲間が待っているから頑張れる!