雲間から真夏の太陽が時折顔をだす徳島県美波町で7月18日(日)JTUエイジランキング第7戦・2010第11回ひわさうみがめトライアスロン大会が開催された。 阿波踊り体操を楽しむ選手たち 美波町はNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」で一躍脚光をあびているが、トライアスロン界では一度は出てみたい全国屈指の人気大会。レース後半には時折激しい雨に降られたが全国からリレーを含む739名(エイジランキング対象完走者数は591名)が本大会を楽しんだ。 お互いの健闘を誓う! 女子では全体でも3位でスイムを終えた川島えり(愛媛)が現在総合ランキング1位の松本華奈(島根)に3分の差をつけバイクへスタート。今年3月からトライアスロンを始め51.5kmは初めての参加という川島がアップダウンの激しいバイクコースをものともせず、最後まで後続に背中をみせることなく初51.5kmトライアスロンで初優勝を飾った。2位には松本、スイムで出遅れたもののバイク、ランで激しい追い上げをみせた中村あゆ子(香川)がランで逆転し3位に、4位には地元徳島の岸夏子が入りそれぞれ国体の代表を手にした。 初515kmトライアスロンを優勝で飾った川島
男子は佐藤治伸(愛媛)、井上一輝(東京)が第2集団に2分の差をつけバイクへとスタート。これを昨年総合ランキング2位の永田成也(鹿児島)、辻岡秀司(愛媛)、福田悠平(鹿児島)らが追う。実業団チーム所属の佐藤はエイジ選手との実力の差をみせつけバイクから独走、大会2連覇を飾った。(強化指定選手のためランキング対象外)エイジランキングの戦いは永田が井上にバイクで追いつくとそのままランで逃げ切りランキング総合2位、年齢別(30-34歳)トップに躍り出た。2位には井上、 2008年大会優勝の高橋泰夫(岡山)が得意のバイクで追い上げ3位、4位には井藤真輔(兵庫)、5位には吉村直人(大分)が入った。(順位はいずれもエイジランキング対象者順位) ランキング上位を獲得した左から井上、永田、高橋 また女子年齢別では総合でも6位に入賞した30-34歳松田典子(愛媛)、45-49歳の熊崎桂美(大阪)、60-64歳の三田信子(広島)がそれぞれ勝ちランキングトップに。55-59歳では具志きよ子が1位、2位の宗田恵世子(東京)もランキング順位を上げた。65-69歳では地元徳島の森祥子が大会連続優勝を遂げた。 お孫さんたちとフィニッシュする女子最高齢出場の森 男子年齢別では35-39歳の菅忠雄(愛媛)が優勝しランキング2位に浮上。45-49歳では吉村直人(大分)が優勝。室谷浩二(滋賀)は2位ながらもランキングトップに返り咲いた。地元徳島の堀川光裕(50-54歳)も勝ちランキングトップのみでなく国体代表の座も手にした。55-59歳では奥田利之(兵庫)が1位、2位の石飛肇(兵庫)もランキング順位を上げた。60-64歳の揖場裕(兵庫)は年齢別シーズン3勝目をあげ2位以下との差を広げた。昨年本大会70歳代優勝の坂本一雄(大阪)も連続優勝。 最高齢出場の伊賀正美(81歳)も余裕の走りで80歳代連続優勝を飾った。 完走を果たした“阿波の鉄人”伊賀(81歳)
ひわさ中学のボランティアも大活躍!
ひわさ大会は審判もこの笑顔!選手を支える。