過去最高となる1000名の選手(リレーを含む)が参加する第26回天草国際トライアスロン大会が、5月30日(日)熊本県天草市で開催される。2010エイジランキング第3戦は、第11回全日本男子エイジグループ選手権に指定されており年齢別にはプレミアムポイントが付加される。
女子は、3年連続エイジランキング総合優勝、今年もエイジランキング第2戦・湯梨浜大会で優勝しランキング1位の松本華奈(島根)が出場。この松本にランキング初戦の石垣大会で勝った昨年総合ランキング3位の井上恵理香(神奈川)らが挑む。地元熊本の本田景子や湯梨浜大会6位入賞の大西直美(鳥取)らの活躍にも期待したい。
40-44歳では大西を筆頭に昨年大会の年齢別優勝の本田恵津子(熊本)、原口歩(長崎)、古賀美紀(熊本)らの激しい上位争いになりそうだ。永田はるよ(鹿児島)、鈴木晶子(宮崎)、福田百合子(熊本)らも年齢別優勝を目指す。
60-64歳では2009ランキング2位で天草大会年齢別優勝の三田信子(広島)を瀬々井ハル子(熊本)が迎え撃つ。瀬々井はデュアスロンのエイジグループでもシリーズ優勝を飾っている。
男子は、現在総合ランキング1位で2005年から4年連続エイジチャンピオンの福元哲郎(広島)が出場。昨年ランキング総合2位の永田成也(鹿児島)ら九州勢の多くが九州ブロック6県の千葉国体代表選考会となるエリート部門出場となるため、直接対決は次回以降に持ち越しとなる。
昨年本大会3位の岡本治樹(滋賀)が福元の独走を止めることができるか。石垣大会同様に彗星のごとく伏兵が現れるか注目したい。年齢別では24歳以下の野口隼(大阪)や35-39歳の榎木祐介(宮崎)が着実にポイントを重ねたいところだ。
2009エイジランキング40歳代優勝の室谷浩二(滋賀)は昨年大会で林真一(宮崎)、山野健二(長崎)らに先を譲っただけに一矢を報いたいところだ。
60-64歳では、現在ランキング1位の揖場裕(兵庫)、2位の堀田哲男(東京)と昨年大会60歳代優勝の妹尾浩之(福岡)、2位の吉村譲二(熊本)らの上位争いとなりそうだ。
70-74歳では田中國宣(熊本)の2連覇なるか。武内眞誠(千葉)、古賀元博(福岡)らが巻き返すか。若年層とは違い、静かながらも闘志を秘め、お互いを敬い健闘を讃えあう姿とフィニッシュ後の笑顔が印象的なベテラン勢にエールを贈りたい。なお、本大会最高齢出場者は磯田正信(熊本)の75歳となっている。
エイジスタートは9時20分本渡海水浴場をスタート、本渡運動公園陸上競技場のランフィニッシュを目指す。
天草市では、大会開催による経済効果にも期待し、選手たちの“スポーツと観光”を楽しんでもらおうと市民総出で歓迎している。日本のスポーツツーリズムの先駆的イベントとしての評価も高まっている。