エイジランキングイベント第1戦が4月25日(日)沖縄県・石垣市で開催された。
国内外からオリンピックディスタンス(51.5km)エイジ部門(JTU登録者)579名、シチズン部門(JTU未登録)578名、リレー部門127チーム、計1538名の選手が出場。エメラルドグリンの美ら海と緑と自然あふれる石垣島を走り抜けた。
女子優勝は平出美雨(沖縄県)が安定したレース展開で後続をよせつけ4連覇を達成。(強化指定選手のためランキング対象外)男子は本大会2回目の出場で自己ベストの2時間2分10秒でフィニッシュした高橋豪一(東京)が初優勝を飾った。
女子は3年連続エイジランキング女王の松本華奈(島根)がスイムをトップで終え、1分差で加来奈津子(埼玉)、河原崎桂子(愛知)らが追う。バイクに入ると松本から1分45秒遅れでスイムを終えた戸田光海(戸田)が一気にトップに躍り出る。二分陽子(広島)、平松智子(愛知)、辰巳りえ(沖縄)もバイクで追い上げ、松本は7位まで順位を落とす。
戸田に2分遅れでランへスタートした平松だったがランで粘り強い走りをみせランキング1位に輝き、5年ぶりのエイジ女王を目指し好調なスタートを切った。2位には戸田が入り愛知県勢が1,2フィニッシュ。昨年本大会でランキング1位を獲得した二分が3位、4位には地元沖縄の辰巳、5位には昨年ランキング3位の井上恵理香(神奈川)が入った。
男子は辻圭一(学連)がシドニーオリンピック代表の小原工(鳥取)に5秒差をつけトップでスイムをフィニッシュ。この2人に1分遅れで福元哲郎(広島)、2分遅れて高橋豪一(東京)が追う。 バイクに入るとHermand Eric(東京)が猛追をみせ後続に3分差をつけ一気にトップでバイクフィニッシュ。高橋、伊藤寿(愛知)、森沢龍二(宮崎)らがこれを追う。
「ランに集中しようと考えていた」という高橋が思い通りのレース展開で大会初優勝、ランキング1位を獲得。「今後の大会出場は妻と相談してから」という高橋だが、今後の活躍に期待したい。2位には昨年ケガで泣いた福元が入り復活宣言を果たした。3位にはHermand、
4位齋藤英優(学連)、5位に森沢が入った。
今年から5歳刻みになった年齢別では飯田装子(大阪)、松田典子(愛媛)、小島憲子(愛知)、小林眞由美(東京)、歳衣川眞喜子(広島)、野上ジエラルディン(東京)、中島秀彰(東京)、Shrosbree Mark(神奈川)、小川孝(埼玉)、揖場裕(兵庫)、岡本征(兵庫)らが各年齢でランキング1位を獲得した。
昨年60歳チャンピオンの昆朋子(茨木)も70-74歳の昆英夫と夫婦で1位を獲得した。75-79歳は1位秋山紅八(東京)、2位は玉代勢孝一(沖縄県)。
また本大会ではシチズン部門で義足で初めてトライアスロンに挑戦した大沼順一(埼玉)、義足を使用せず片足で出場した桑村雅治(千葉)も見事に完走を果たし、来年への挑戦を誓った。
石垣島大会終了時点のランキングは
http://www.jtu.or.jp/ranking/2010/age/ranking_100425.html
小原の音頭で大会の成功とお互いの健闘を祈り声を一つにする選手たち
エメラルドグリンの海を泳ぐ
沿道の声援を受けバイクにスタート
初優勝を飾った高橋豪一(東京)
激しい上位争いを制した平松(左)と戸田(右)
見事完走を果たした桑村
前日の記者発表で抱負を語った石垣島代表の富崎義明(左)と昆夫妻。
富崎は40-44歳で3位、昆夫妻はそれぞれ65-69歳、70-74歳で1位に!