今週末の石垣島ワールドカップに向け、海外選手の来島も始っている。エメラルドグリーンの海、澄み切った青空、夏の陽気となった石垣島にはレースの熱気が漂い始めている。
今シーズン、ムールラバワールドカップ3位の崎本智子(日本食研)、世界選手権シリーズシドニー4位の足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、モンテレ―ワールドカップ2位の上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)が好成績を収めている。日本女子の上位独占の期待は高まっている。
石垣島大会2連覇に向け調整を続けてきた井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)は、足底部の腫れの回復のために大事をとって出場断念となったが、回復は順調との報告を受けている。井出の軽やかで力強い走りは、近日の海外シリーズとなりそうだ。
男子は、今シーズンの初レースとなる山本良介(トヨタ車体)そして田山豪寛(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)らの上位グループでのレース展開が今年のシーズンを占うだろう。
今年のアジア大会(11月・中国広州)の前哨戦といえるリー・チー・ウー・ダニエル(香港=2009天草アジアカップ優勝)との勝負は注目である。さらに毎年のように若手注目選手が現れるオーストラリア勢の活躍から目が離せない。ここは日本男子の意地をみせ、石垣島大会で男子初の日の丸をあげて欲しい。
■4/20現在の出場予定選手はhttp://www.jtu.or.jp/news/2010/pdf/10ishigakiwc-startlist.pdf
4月25日(日)競技開始は女子午後1時15分、男子午後3時45分。
レースの模様はhttp://www.triathlon.org/で配信される。
大会前日(4/24)には記者発表の模様、大会当日には結果速報を配信予定。