4月18日(日)メキシコで開催されたITUワールドカップ第2戦モンテレー大会において、上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)が2位に入賞。昨年のウアトゥルコワールドカップ優勝に続く2度目のワールドカップ表彰台に上った。
女子のレースはまずヘイリー・ピアソル(USA)が、スタート後から抜け出しリード。そのピアソルの40秒後に中島千恵 (トーシンパートナーズ・チームケンズ)を含むグループが追い上げる。バイクに移ると徐々にピアソルと中島らの集団が縮まり、5周目でピアソルを捕まえる。上田を含む第2集団は25秒の差が埋まらず、バイク終了時は40秒差に開いてしまう。
ランに入るとポーラ・フィンドレー(カナダ)が独走状態を築きはじめるが、上田も諦めず40秒の差をつめ、2周を終えた時点でトップと10秒差まで縮める。しかしフィンドレーが最後まで粘りの強い走りを見せワールドカップ初優勝を飾った。上田も優勝こそ逃したが今週末開催される石垣島ワールドカップへつながるレースとなった。
開催日:2010年4月18日
開催地:メキシコ・モンテレー
競技距離:オリンピックディスタンス
(51.5km スイム1.5km(1500m×1周)/バイク40km(5km×8周)/ラン10km(2.5km×4周)
ITU(国際トライアスロン連合)公認
<女子TOP3と日本人選手の成績>
1位 ポーラ・フィンドレー (カナダ) 1:56:40
2位 上田藍 (シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター) 1:57:13
3位 リーネ・ジェンセン (デンマーク) 1:58:25
15位 中島千恵(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 2:05:35
18位 高橋侑子(東京ヴェルディ) 2:01:51
28位 山本奈央(チームケンズジュニア) 2:04:38
DNF 高木美里(愛知県協会)
<男子TOP3の成績>
1位 ジャオ・シウバ (ポルトガル) 1:44:40
2位 マット・クラボット (アメリカ) 1:45:05
3位 グレゴール・ブッフホルツ (ドイツ) 1:45:08
力強い走りで前を追う上田
表彰台で笑顔を見せる上田(右)