1996年に始まり、今年で15年目を迎えるNTTトライアスロンジャパンカップは、年間8大会が行われる。
また、1997年から採用されたNTTトライアスロンジャパンカップランキングは、「S・A・B・C」の4カテゴリーに分かれ、ジャパンカップの8大会に、ITU世界選手権シリーズ最終ランキングを点数化して加えたポイントでシリーズチャンピオンが競われる。
[1] 2010NTTトライアスロン・ジャパンカップランキングイベント
<Sカテゴリー(世界ランキング)>
*ロンドンオリンピックに直結する世界基準の大会
2010ITUトライアスロンワールドチャンピオンシップ(世界選手権)シリーズのランキングを点数化(ITU世界選手権シリーズ・グランドファイナル・ブダペスト大会(ハンガリー:9月8-12日)後に確定。
<Aカテゴリー(2大会)>
*ロンドンオリンピックに直結する国内最高峰レベルの大会。
04月25日 石垣島ITUトライアスロンワールドカップ(沖縄)
10月17日 第16回日本トライアスロン選手権東京港大会(東京)
<Bカテゴリー(3大会)>
*ITU世界選手権シリーズ出場に重要な位置づけの国際大会。
05月30日 天草ITUトライアスロンアジアカップ大会(熊本)
07月04日 仙台ベイ七ヶ浜ITUトライアスロンアジアカップ(宮城)
07月11日 蒲郡ITUトライアスロンアジアカップ(愛知)
<Cカテゴリー(3大会)>
*51.5キロのスピードが要求される国内大会。
06月20日 みなと酒田トライアスロンおしんレース(山形)
07月25日 大阪国際トライアスロン舞洲大会(大阪)
09月26日 村上・笹川流れ国際トライアスロン大会(新潟)
[2]ポイント算出方法
2-1)ベースポイントの設定
S カテゴリー大会1 位には200 ポイント、A カテゴリー大会1 位には180 ポイント、B カテゴリー大会1 位には150 ポイント、C カテゴリー大会1 位には120 ポイントが設定される。2 位以下は、1 位のポイントから3% ずつ減点していくことで、ベースポイントが決まる。
2-2)獲得ポイントの決定
これに<トップからのタイム差÷トップから男子5%・女子8% のタイム差>の%を減点して獲得ポイントが決まる。
・計算式
[ベースポイント] - [トップからのタイム差÷トップから男子5%・女子8%のタイム差=%化]=獲得ポイント(小数点以下四捨五入)
2-3)最大4イベント(世界選手権シリーズランキング含む)のポイントを合計し、NTTジャパンカップランキングが競われる。
2-4)女子はトップのフィニッシュタイムから8%以内、男子は5%以内でフィニッシュした選手にはポイントが加算される。ただし、この%と同タイムでフィニッシュした選手にはポイントは加算されない。
2-5)世界選手権シリーズランキングは125位以内が対象。
順位ごとにベースポイントから7.5%ずつ減点。さらに1-25位(1.0)、26-50位(0.9)、51-75位(0.8)、76-100位(0.7)、101-125位(0.6)を乗じたポイント付与。
[3]資格の付与と特典
3-1)2010年9月26日時点のNTTトライアスロンジャパンカップランキング上位35名の選手には、2010第16回日本トライアスロン選手権東京港大会(10月17日開催)の出場資格が付与される。
3-2)第16回日本選手権優勝選手および2010NTTトライアスロンジャパンカップランキング1位の選手には、2011年アジア選手権出場資格が付与される。
3-3)2010NTTトライアスロンジャパンカップランキング上位入賞者にはJTUから強化費が支給される。
=以上=