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社団法人日本トライアスロン連合 2009 JTU ニュースリリース 発行元:社団法人日本トライアスロン連合 JTU
配信:2009年8月15日(土)
   
WCSロンドン大会女子はスピリグ、男子はブラウンリーが優勝

 

 8月15日(土)、3年後にオリンピックをひかえたイギリスで、ITU世界選手権(WC)シリーズ第6戦のロンドン大会が、市内中心部のハイドパークで行われた。 

ハイドパークの池でスイム

 午前10時に女子がスタート。水温は21度でウェットスーツ着用不可だが、気温が20以下と低いため、寒く感じる。スイムをトップで上がったのは、アナベル・ラックスフォード(オーストラリア)で19分30秒のタイム。続いて、ヘレン・ジェンキンス(イギリス)、アイノア・ムルア(スペイン)、パメラ・オリベイラ(ブラジル)、サラ・グロフ(アメリカ)の順。トップから30秒以内に19名がトランジションへ。日本選手は、足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)26位、井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)39位、菊池日出子(チームブレイブ)40位、田中敬子(NTT東日本・NTT西日本/スカイタワー58)45位、庭田清美(アシックス・ザバス)48位、上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)50位と出遅れ気味。

女子の第1集団 

 8周回のバイクでは、序盤2周目まで細かい集団に分かれていたが、周回を重ねるごとに集団が大きくなり、トップ集団は最終的に30名前後となった。このなかには、菊池と田中が入っていたが、終盤で田中が遅れてしまった。その後ろの集団には上田と庭田が入っていた。惜しくも足立は序盤、井出は終盤で落車によりレースを離れた。

ランをリードする集団 

 ランでは、リサ・ノルデン(スウェーデン)、ジェンキンス、デビー・ターナー(ニュージーランド)、ジョディ・シンプソン(イギリス)、エリザベス・メイ(ルクセンブルグ)、ニコラ・スピリグ(スイス)がリードした。徐々にターナーとシンプソンが遅れると、最後はビクトリーロード手前までデッドヒート。3人を押さえたスピリグがWCS初優勝を1時間54分24秒で飾った。2位はノルデン、3位はジェンキンスだった。日本選手は、上田の28位が最高位。以下、庭田29位、田中38位、菊池41位となった。

男子スイムの2集回目へ 

 午後1時15分スタートの男子は、イワン・バシリエフ(ロシア)が18分1秒でスイムをトップフィニッシュ。フレデリック・ブローブル(フランス)、ハビエル・ゴメス(スペイン)、アリスター・ブラウンリー(イギリス)、ジョナサン・ブラウンリー(イギリス)が前を追う。18分30秒までに、14名がスイムを終えた。日本選手は、田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)がトップに5秒遅れの7位、山本良介(トヨタ車体)が38位、細田雄一(稲毛インター)が60位だった。 ランへのトランジションへ 

 バイクでは、田山が第1集団で健闘。少し遅れた山本は、前の集団を吸収するごとに前に出て、第2集団まで上がり、第1集団と第2集団が最終的には一つになって、約40名ほどの集団にまでふくれた。細田はバイクでリタイアとなった。

男子ランのサイドバイサイド

 ランでは、ステファン・ユスタス(ドイツ)、クリス・ゲメル(ニュージーランド)、ローラン・ビダル(フランス)、カートニー・アトキンソン(オーストラリア)、ティム・ドン(イギリス)、ブラウンリーらが先行。そのなかから、ラン終盤でブラウンリー、ユスタス、ゲメル、ビダルが抜け出した。結局、最終週でリードしたブラウンリーが1時間41分50秒で今期WCS4勝目を上げた。2位はユスタス、3位はゲメルだった。日本選手は、山本が23位、田山が33位だった。

 来週8月22日(土)、23日(日)には、横浜でWCSが開催される。

<選手コメント>

○ニコラ・スピリグ(スイス)初めてのWCSレース優勝だった。ロンドン・オリンピックでは同じコースではないだろうが、個々での勝利はいいイメージをもつことができる。このコースは私には速すぎる。もう少しアップダウンがほしい。ノルデンもジェンキンスもランが強いので頑張らざるを得なかった。来週は横浜のレースに出る。

ニコラ・スピリグ

○上田 藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)結果は思った通ではなかったが、このレースはロンドンオリンピックに向けてよい経験になる。水温、気温は低めだが、湿度があるのでランでは暑く感じた。ウォーミングアップで暖めた身体をどう冷やさないかが重要。バイクはコーナリングがむずかしい。北京とはまったく逆のコースなので、対策を考えていきたい。

上田藍

○アリスター・ブラウンリー(イギリス)今期4勝目。母国でのビッグレースに勝てて嬉しい。できる限りこの調子を維持して勝ち続けたい。大学に通っているが、勉強とトレーニングのバランスがいい結果をもたらしている。いまは夏休みだから、いいトレーニングができた。

アリスター・ブラウンリー

○山本 良介(トヨタ車体)かなりの高速コース。休むところがないので、ランまで一気にいく感じ。大集団や予想の範囲。早い時期に追いついたので余裕があった。ランで後半粘れたが、序盤から積極的にいかなくてはいけない。24位の結果では、今後に期待が持てない。横浜では表彰台を目ざす。

山本良介

 なお、レースの模様はフォトギャラリーでご覧になれます。

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