9月11日(金)、ITU世界選手権シリーズ・グランドファイナル・ゴールドコースト大会が開幕。オーストラリア・ゴールドコーストで、まずU-23(23歳未満)のレースが行われた。
午前10時スタートのU-23女子は、ビッキー・ホランド(イギリス)が19分13秒でスイムを最初に終えると、19分30秒までの間に8名がスイム・フィニッシュ。菊池日出子(チームブレイブ)は20分7秒、平出美雨(チームゴーヤー)が20分45秒のタイムでバイクへと移った。
バイクではホランド、ホーリー・アビル(イギリス)、ジョディー・シンプソン(イギリス)のイギリス勢を含む6名が第1集団を形成。菊池は後ろの第3集団にいたが、積極的に前を追って、第2集団に追いついた。平出は惜しくも、バイク最終周でラップされてレースを離れた。
ランに入ると、アビルとシンプソンの一騎打ちとなり、最後にスパートしたアビルが1時間56分38秒のタイムで優勝した。2位はシンプソン、3位はポーラ・フィンドレー(カナダ)。菊池は、バイクで頑張ったが、20位に終わった。
午後12時30分には男子がスタート。スイムは、アンドリュー・マッカートニー(カナダ)が17分12秒でトップ通過。30秒までの28秒間に11名がバイクへと移る混戦模様に。日本選手は、原田雄紀(専修大学)が18分49秒、細田貴茂(チームブレイブ)が19分23秒で水からあがった。
バイクでは、すぐに10名以上のトップ集団ができあがり、第2集団も10名前後、第3集団も10名を超える集団となった。スピードを上げる集団に原田、細田とも遅れだし、細田は最終周にパンクしてDNFとなった。
ランでは、フランツ・ロスケ(ドイツ)、ジェームズ・シーア(オーストラリア)、ジョー・ペレイラ(ポルトガル)、トニー・ドッズ(ニュージーランド)、ジョナサン・ジフ(ドイツ)の5名が先行してサイドバイサイドの走りを展開。最後にはロスケが抜け出し、1時間46分19秒のタイムで優勝した。2位はシーア、3位はペレイラが入った。日本選手は原田の51位が最高位。
明日は、エイジグループとエリート男子のレースが行われる。
<選手コメント>
○ホーリー・アビル(イギリス)とてもハードな展開となった。勝ててとても嬉しい。せりあったのがチームメイトのシンプソンだったことが幸いしたのか、勝つことができたと思う。
○菊池 日出子(チームブレイブ)スイムでは、思ったよりいい位置であがれた。バイクはまず第3集団にいたが、声を掛け合って前を追い、第2集団に追いつくことができた。ランでは思うように走れなかった。
○フランツ・ロスケ(ドイツ)コースは簡単なように見えてアップダウンがあり、バイクはとてもスピードが出る、難しいコースと思った。ラン勝負となったが、最後の最後で突き放して勝ててハッピーだ。
○原田 雄紀(専修大学)スイムから思った通りにいかず、苦しいレースになった。バイクもランも力不足で最後尾のほうまで落ちた。あと少し力をつければ互角には戦えるようになるが、力の差が分かった。
なお、レースの模様はフォトギャラリーでご覧になれます。
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