10月4日(日)、2009NTTジャパンカップランキングイベント・銚子マリーナ国際トライアスロンが、千葉県銚子市の銚子マリーナ周辺特設コースで開催された。
午前11時に男子がスタート。スイムをトップでフィニッシュしたのは地元千葉の細田雄一(稲毛インター)で18分ちょうど。1秒後に杉本宏樹(箕面スイミングスクール)、その13秒後に山本淳一(稲毛インター)、その2秒後に長谷川裕一(稲毛インター)がバイクへのトランジションへと入った。
バイクでは、細田と長谷川が先頭集団を形成して逃げる。それを追う第2集団は、下村幸平(JSS深井)、山本、大谷真史(チームゴーヤー)、杉本の4名となった。この第1集団と第2集団の差は、バイクの周回を重ねても縮まらず、2分近い差でランへと突入した。
ランでは、序盤から細田が飛び出した。長谷川が遅れるなか、バイク第2集団の4名が追い上げる。なかでも、杉本がランラップ1位で細田にせまったが、バイクまでのアドバンテージを保った細田が1時間54分21秒のタイムで優勝した。2位は杉本、3位は下村となった。
午後12時30分にスタートした女子は、スイム1周目を太田麻衣子(稲毛インター)が奪ったが、スイム終了時には上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)が20分11秒でトップフィニッシュ。1秒後に浅沼美鈴(茨城県連合)が続き、またその1秒後に太田、その2秒後に中西真知子(大阪府協会)、その3秒後に佐藤千佳(神奈川県連合)が水から上がった。
バイクに入ると、上田、太田、中西、西麻依子(湘南ベルマーレ)が第1集団となってスピードを上げる。それに乗り遅れた佐藤が単独で4名を追うが、差が縮まらずに終盤を迎えた。
ランでは、勢いよく先頭に躍り出た上田が得意のランをランラップ1位のタイムで走りきり、2時間4分19秒のタイムで優勝した。2位は同じく千葉の太田。3位はランで粘った西が入った。
来年の千葉国体は、この銚子のコースで行われる予定。
なお、併催されたエイジグーループの部では、女子は松本華奈(島根県協会)が2時間18分で、男子は永田成也(鹿児島県)が2時間3分13秒で優勝した。
<選手コメント>
○上田 藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)スイムでパワーを上げる練習をしてきた結果が出て、スイムからいい位置につけることができた。バイクでは、4名の集団の選手のバイクの実力が接近していたため、楽にスピードを上げることができた。ランでの飛び出しは予定通り。どんな態勢でも勝てるレースをしなければならない。2週間後の日本選手権への弾みがついた。
○細田 雄一(稲毛インター)スイムから積極的にいけて、前に出られた。バイクでは長谷川選手と逃げたが、一人でも逃げるつもりだった。ランでの走りは日本選手権を意識してはじめから積極的にいった。日本選手権は今年の集大成を見せる場なので、ぜひ活躍していい結果を残したい。
なお、レースの模様はフォトギャラリーでご覧になれます。
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