[1]強化チーム理念
「トップアスリートだけを目指すのではなく、一人の人間として誰からも尊敬される真のエリートを目指す」
[2]強化チーム方針
1)トライアスロンファミリーとJOCチームジャパンの支援JOCゴールドプラン(強化本部方針)を達成できるよう、JTU理事会・専門委員会そして全国加盟団体の支援を受け、「トライアスロン・ナショナルチーム体制」を整備し、第30回オリンピック競技大会(以下、ロンドンオリンピック)とこれにつらなる国際大会での入賞・メダル獲得を目標とする。
2)大会参加と強化練習の現場主義
ロンドンオリンピックにつながる世界選手権シリーズ、ワールドカップ、アジア選手権、コンチネ ンタルカップ等への派遣、各強化合宿の実施にあたり、最も効果的な人選そして予算編成を行う。
さらに、日々の練習の拠点となる企業チームそして一般チームの強化活動を評価し、成績に応じた最大限の支援を行う。
3)全国レベルでの強化体制の確立
全国レベルでの選手育成・発掘のために、個々の選手の特性・能力に応じた強化ができるよう、小中学生から始まる一貫指導システムを整備し、全国強化拠点化を推進する。
さらに、これらの活動成果により、トライアスロンの国民スポーツ化の促進を目指す。
[3]強化推進プロジェクト
1)「ナショナルチーム」体制の整備
1−1)ナショナルチーム監督、チームマネージャー、U23ジュニア監督と戦えるスタッフの起用へ移行(戦える選手の集団)
1−2)世界選手権シリーズへの効果的な派遣
1−3)女子・個別強化策、男子・合同強化策の支援
1−4)JISSマルチサポート事業との連携によるデータ活用
2)JTUトライアスロンアカデミー・プロジェクト
2−1)タレント発掘・導入・育成・強化をJTU強化拠点と連動した一貫指導プログラムの構築と実践
2−2)タレントスカウト・トライアル(特別認定記録会)の実施
2−3)多くのオリンピアンを認定記録会から発掘
[4]女子強化方針
1)2010年広州アジア大会での金メダル獲得を目標にする。
2)2012年ロンドンオリンピックでのメダル獲得を狙う。
3)2016年リオデジャネイロ・オリンピックでのメダル獲得を継続する。
4)強化戦略
4−1)個別強化体制による重点強化と効果的な海外派遣。
4−2)若手とベテランの混在で、競争を激化。
4−3)世界選手権シリーズGFで5位以内を目指す。
[5]男子強化方針
1)2010年広州アジア大会での金メダル獲得を目標にする。
2)2012年ロンドンオリンピックでの3枠確保と8位以内入賞を狙う。
3)2016年リオデジャネイロ・オリンピックでのメダル獲得を目指す。
4)強化戦略
4−1)合同強化合宿とシステマティックな海外派遣。
4−2)トップの選手層を厚くし、競争を作り出す。
4−3)世界選手権シリーズGFで12位以内を目指す。
[6]ロンドンへの道のり(Road to LONDON/2009-2012)
1)新たなシリーズの開催→世界選手権シリーズ(6〜8戦)
2)世界選手権シリーズ・グランドファイナル(GF)(2011年まで決定)
3)主要国際大会日程
2009年9月10日〜13日 世界選手権GF(ゴールドコースト)
2010年8月14日〜26日 ユースオリンピック(シンガポール)
同年9月11日〜12日 世界選手権GF(ブダペスト)
同年11月12日〜27日 アジア競技大会(広州/中国)
2011年9月 世界選手権GF(北京/中国)
2012年7月27日〜8月12日 オリンピック競技大会(ロンドン)
[参考1]北京オリンピック(2008年)成績
1)女子(シドニー大会14位、アテネ大会12位)
5位 井出樹里、9位 庭田清美、17位 上田 藍
メダル獲得国:オーストラリア、ポルトガル
入賞国:アメリカ、日本、スイス、ニュージーランド
2)男子(シドニー大会21位、アテネ大会13位)
30位:山本良介、48位:田山寛豪
メダル獲得国:ドイツ、カナダ、ニュージーランド
入賞国:スペイン、アメリカ、デンマーク
[参考2]タレントスカウト・トライアル
1)「JTUトライアスロンアカデミー・プロジェクト」(一貫指導システム、全国強化拠点、スカウティング)従来の「特別認定記録会」をリニューアルし、ロンドンオリンピック(2012年)とリオデジャネイロオリンピック(2016年)に向けたタレント発掘と導入・育成・強化を実施。
2)記録達成者の特典
2−1)JTU強化方針による特別プログラムの提供
2−2)合宿費・遠征費などの活動支援(別途)
2−3)バイクなど機材の提供(別途)
2−4)その他、特別強化に関わる諸事業の展開
3)タレントスカウト・トライアル
スイム400m+ラン5,000mのタイムトライアルを実施しポテンシャルを有する選手を認定し、強化する。
3−1)ポテンシャルA(オールラウンド型)認定
<認定記録会・標準記録の4級に相当するタイム>
男子:(スイムタイム×2)+ラン=23分54秒以内
女子:(スイムタイム×2)+ラン=26分58秒以内
3−2)ポテンシャルB(スイム先行型)認定
<認定記録会・標準記録のスイム3級、ラン7級以上>
男子:スイム4分14秒以内、ラン16分25秒以内
女子:スイム4分38秒以内、ラン18分53秒以内
3−3)ポテンシャルC(ラン追い上げ型)認定
<認定記録会・標準記録のスイム7級、ラン3級以上>
男子:スイム4分43秒以内、ラン14分45秒以内
女子:スイム5分09秒以内、ラン16分58秒以内
=以上=