第10回を数えるひわさうみがめトライアスロン大会が雲間から時折厳しい夏の太陽が顔をだす徳島県美波町で7月19日(日)開催された。
ウミガメが産卵にくる大浜海岸でのスイム、太平洋を望む阿波サンラインを走るバイク、そして日和佐川の清流沿いを町民の声援を受けながらのラン。風光明媚なコースと人情あふれる町の人たちの優しさで国内でも有数の人気大会に成長した本大会は過去最高の参加者620名、リレー32チームが出場。
今大会は四国4県の国体代表選考会も兼ねたことから日本食研の崎本智子(愛媛)、佐藤治伸(愛媛)も出場し優勝。全体にハイレベルなレース展開となったが、制限時間が4時間30分と初心者にも優しい大会となっており、選手はそれぞれの目標でレースにのぞんだ。
エイジランキング女子は天草優勝以降蒲郡、村上とリタイアが続いていた大塚真弓(学連・愛知)がスイムのリードを保ち崎本に続く2位でフィニッシュし、ランキングを10位から4位へとあげた。
先週の大阪大会で3位に入賞した二分陽子(広島)はバイク、ランと追い上げをみせたがスイムの差を縮めることができず3位に。しかしランキングは一気に2位に浮上!1位に4ポイントと迫り今後のランキング争いから目が離せなくなった。
年代別では60才代の三田伸子(広島)が単独首位となった。
男子は井上一輝(東京)と佐藤がほぼ同時にスイムを終えるとそのままの勢いでバイクを終えるが、エイジランキングトップの中井啓太(三重)がバイク、ランで激しい追い上げをみせ、佐藤に続く2位でフィニッシュ。ランキングトップの座を守った。
3位にはランタイム2位をたたきだした松田薫(大阪)が入った。
昨年優勝の高橋康夫(岡山)は佐藤を上回るバイクタイム1位で順位を上げたが、惜しくも総合入賞は逃した。
年代別では岡本治樹(滋賀)が30才代で首位に。年代別の戦いの中でも非常に白熱した展開になっている40才代だが、高橋、吉村直人(大分)が室谷浩二(滋賀)らの前に立ちはだかり、思うように順位をあげることはできなかった。
また注目の徳島の伊賀正美は最高齢80才で、本大会10回連続の完走を果たした!
その他各年代1位ポイント獲得者は以下の通り。児島 幸(30代・神奈川)、岡田 広美(40代・高知)、具志 きよ子(50代・大阪)、松田 喜美子(60代・大阪)、堀川 光裕(50代・徳島)、大原 安太郎(60代・兵庫)、阪本 一雄(70代・大阪)
阿波踊り体操でウォーミングアップ!
声援に笑顔でこたえる
エイドで一息!
ひわさ大会名物(?)八幡神社境内の緑の中のながーいトランジション
40才代ライバル互いの健闘を讃えあう室谷(左)と平田(右)
お母さんと一緒にフィニッシュ!
73才阪本一雄(大阪)は愛妻と一緒に!
声援にこたえてフィニッシュする阿波の鉄人伊賀正美(徳島・80才)
踊る阿呆に見る阿呆!閉会式で阿波踊りを楽しむ選手たち