本年度より、社団法人日本トライアスロン連合(JTU)の会長に就任いたしました岩城光英です。
JTUは1994年の発足以来、猪谷千春会長のもと、普及と強化を両輪として、オリンピックムーブメントに賛同する活動を続けてまいりました。
それが実って、昨年、シドニー、アテネに続いて3回目のオリンピックとなる北京で、日本選手5位入賞の栄誉に輝きました。そして今年の新潟国民体育大会にトライアスロンが公開競技として登場することとなりました。さらに、正式競技実施のため、全国の加盟団体の皆様と歩みを続けてまいります。
今年から国際トライアスロン連合(ITU)は、レス・マクドナルド会長が20年間の会長職を終え、スペインのマリソル・カサド会長が女性を中心とした執行部体制をつくりました。そしてワールド・チャンピオンシップ・シリーズ(WCS)という、新たな世界最高峰のシリーズをスタートさせます。8月には、その舞台が国際都市・横浜で予定されています。
これにともない、本年のNTTトライアスロンジャパンカップは、横浜大会そしてITUワールドカップ石垣島大会、第15回日本選手権東京港大会さらにITUコンチネンタルカップ天草・蒲郡・仙台ベイ七ヶ浜の3大会、そして村上・笹川流れ国際トライアスロン大会、大阪国際舞洲大会、銚子マリーナ国際大会の3大会と、4カテゴリーでポイントを競います。国際大会をランキングに反映させることで、選手への評価を世界基準とし、ロンドンそしてそれ以降のオリンピックに直結させることがねらいです。
また例年通り、10月18日の第15回日本選手権東京港大会では、日本チャンピオンとシリーズチャンピオンが決定します。さらに、エイジグループランキングを充実させ、全国の年齢別選手の年間チャンピオンを決定します。
JTUでは今期も、このホームページ『ウェッブJTUマガジン』に加えて、一昨年から配信しております『JTUメールニュース』などで、情報発信をしてまいります。今期のJTUテーマを、昨年の「絆(きずな)」から今年は「新(あらた)」と制定しまし
た。これまでの脈々と流れる系譜を活かし、心機一転、全国の老若男女が参加できる大会の運営に努めてまいる決意です。
最後になりますが、NTT東日本・NTT西日本をはじめとするスポンサー各社、その他多くの大会主催者、ボランティアの方々、そして関係者の皆様のご支援とご協力に心から感謝申し上げ、ご挨拶といたします。
社団法人 日本トライアスロン連合
会長 岩城 光英
略歴
- 岩城 光英(いわき みつひで)
- 1949年、福島県生まれ。1973年上智大学法学部卒業後、サントリー(株)入社。
- 1980年、いわき市議会議員、1986年に福島県議会議員に当選。1990年よりいわき市長を2期務める。
- 1998年、参議院議員初当選、現在2期目。この間、国土交通大臣政務官、農林水産委員長、内閣官房副長官などを歴任。
41歳からランニングを始め、46歳でトライアスロン初挑戦。現在も年3回ほどレースに出場する現役アスリート。
2009-2010JTU役員構成
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