開催日:2009年3月8日(日)女子12:00、男子12:05スタート
会場:広島県東広島市・広島県立森林中央公園
主催:(社)日本トライアスロン連合・Calfman Japan大会実行委員会
競技内容:デュアスロン(第1ラン10km/バイク36.9km/第2ラン5km)
気象状況:3/8(日)12時現在 晴れ、気温12度、湿度32%、南東の風5m
<女子上位結果>
1位 沢田 愛里(JR北海道) 2:15:14
2位 武友 麻衣(福岡県連合) 2:19:49
3位 矢島 ルリ子(チームルりん子) 2:29:08
<男子上位結果>
1位 飯干 守道(アレッセコーポレーション・LITE SPEED・ウィングスTC) 1:51:11
2位 深浦 祐哉(セサミ・BODY TUNE・ハリアーズ) 1:51:31
3位 森 正(宮川少年院) 1:51:59
*記録詳細は大会公式記録をご覧下さい。
<大会レポート>
9回目を数える日本デュアスロン選手権が寒さの残る広島県立中央森林公園で開催された。ここは1994年アジア大会の自転車競技会場となったアップダウンが激しく、テクニカルな国際公認コース。
スタートは栗原正明(国士舘/学連)が飛び出し、全体にオーバーペースでレースが動く。しかし、動じない深浦祐哉(セサミ/BODYTUNE/ハリアーズ)、飯干守道(アレッセコーポレーション/LITESPEED/ウイングスTC)、森正(宮川少年院)らを中心に大きなセカンドグループができ、ハイペースながら落ち着いた展開。
やがて3周目に入る頃には栗原もこの集団に飲まれ、深浦、飯干、森、少し空けて平松弘道(SUNNYFISH/BODYTUNE)、濱由崇(石川県協会)らがバイクパートへ。
常に上位に絡んでくる高橋泰夫(TeamCW-X/BOMA)は、第1ランで治りかけの肉離れを再発させ、会場の大きなため息と共に戦線を離脱した。
バイクでも深浦、飯干、森の優位は変わらず、この3人だけが別次元のレースを展開。タフと評判のコースを物ともしない強さを見せつける。だが、3人が拮抗したまま勝負は最後の第2ランへ。
1kmを5周回する第2ランは、手早くトランジットした深浦が約30m先行し森と飯干が追う形に。だが、周回ごとに森が遅れ始め、逆に猛追したのは飯干。4周目に追いついた飯干は、最終周の上りで一気にスパートしついに逆転。そのまま差を広げ見事2年連続2回目のデュアスロン王者に輝いた。
女子は、今シーズン常勝の沢田愛理(JR北海道)が第1ランからリード。最初の上りでトップに立つや、危なげないレース運びで武友麻衣(福岡県連合)、矢島ルリ子(チームルリん子)らを3連覇を達成した。
今回の男女優勝者は日本デュアスロン覇者の栄誉とあわせ、9月にアメリカ・ノースカロライナで開催されるITU世界デュアスロン選手権への代表の座を手にした。
女子優勝の沢田選手
<男子第1ラン先頭集団を形成する左から飯干、平松、深浦>
<男子2連覇を成し遂げた飯干>
<悔しいながらもライバルの優勝を讃える深浦(左)と飯干(右)>