第1種/第2種上級審判資格の更新について、
「更新用研究課題発表」と「更新研修会」を次のように実施いたします。
[1] 申請の主要手順(一覧)
1) 更新意志の表示: 2009年2月19日(木)まで
2) 更新申請書類「申請フォーム」「更新用研究課題発表物(論文など)」の
作成と提出:2009年3月10日(火)まで
3) 更新研修会への出席
4) 更新用課題発表内容の改善・更なる研究
(研修会にて改善を助言されたもの、あるいは自主的な追加研究歓迎)
5) 認定手数料の支払い
6) 全国公示
7)JTU理事会の承認
[2] 実施日時と場所(予定)
a) 開催場所(未定):東京JTU事務局会議室、あるいは近畿・東海地区など
候補日時:2009年3月16日(日)20日(祝)22日(日)10:00-18:00
更新者の地理的条件、人数等を考慮する。
b) 上記日時以外にも、応募状況や各ブロックからの希望・申請により
日程や開催場所を調整し、JTU技術審判委員会から追加発表する。
(08年度実績は、10月の東京港日本選手権に併せて実施)
[3] 応募資格と更新基準
1) 第1種/第2種上級審判資格者(保留期間中の資格者を含む)。
当資格の取得後、4年の期限が切れる年度までに規定の更新
手続きを行う。
*期限が切れる年度の前後年度の更新可。またそれ以前に期限切れと
なっている場合も、08年度特別救済規定により、所定の手続き(JTU
登録料、資格登録料、更新料の支払等)により更新可。
2) 遠隔地の更新者および特別な事情が認められる者には、事前の申請
(文書)により、東京で開催される更新研修会への出席を免除する。
ただし、この場合でも「更新用研究課題発表(論文など)」の提出を
必要とし、その後に開催される各地での講習会・勉強会などで研究
課題発表を行う。
3) 以上のいずれも満たされていないときは、JTU技術委員会の判断により
「第1種/第2種上級の保留扱い」とし、条件付きの対応を行う。
4) 更新の承認は、結果報告を受けたJTU理事会が行う。
異議申し立ての最終決定機関は、JTU社員総会とする。
[4]手数料等
1)更新手数料(第1種7000円、第2種上級5,000円)
2)「更新研修会」参加費用:実費
上記1)、2)は更新が終了後、別途指示に従い支払う。
3)更新研修会出席のための交通宿泊費等は、参加者が負担する。
[5] 実施形式
1)更新の意思表示、更新用研究課題発表の概要、更新申請フォ-ムは
E-メールでそれぞれ所定の期日までに事前に提出する。
2)各自の準備にもとづき研究発表(15分)を行い、その後に質疑応答
(30分)を行う。
3)研究課題発表内容は、研究発表での意見交換をもとに、改善・修正を
要請される。論文は、Web等での公開を原則とする。
[6] 更新用研究課題のテーマと作成
課題:「トライアスロン競技に関する改善提案」をテーマとし、論文、図表、
設計、試作物、写真など、オリジナルの研究・考察として相応しい
内容であれば、形式は問わない。
トライアスロンの技術・審判活動から、更新者本人の失敗経験を出発点とした分析、検討、研究が、オーソドックスな課題発表のスタイルとなる。
あるいは、更新者が暖めた理想像を紹介し、それを実現するための具体的な手順やネックとなる課題を明らかにしつつ、発表の聞き手の共感や知見を集めれば、新たな競技の可能性が広がるような内容となれば、それも有効な課題発表のスタイルとなる。
いずれにしても、ある即時的な事象についてのみ議論するのではなく、継続的な取り組み、包括的な目標値や目的意識を踏まえた一貫したテーマが望まれる。
そのためには、申請者の過去から蓄積された実績や専門分野等に基づき、心理面そして背景的な理由などを複眼的に分析し解決策を提示することが望ましい。
審判の現場、また実社会での事例なども考察しながら、独創的かつ進歩的な持論を展開する。
なお、第2種上級資格者としての実績を重視した評価を行うために、
課題報告として、「トライアスロンに関する活動実績の報告・分析」も可とする。
但し、単に大会等における肩書を列記しただけのものは実績とは見なさない。
それぞれの立場において、何を行い、何が問題として挙げられ今後どのように改善すべきか(すべきであったと考えたか)の主張が伝えられて初めて、
大会等における実績として認識される。
その意味では、過去の大会での実績の報告・分析は、更新研究課題である「改善提案」の一スタイルと見なすことができる。更新者は、この点に配慮した内容の充実が求められる。
課題研究発表での重要な評価要素を次に示す。それは、内容が;
1.論理的か。(つじつまが合っているか)
2.発展的か。(一特殊事例のみに留まらず、他への応用が広いか)
3.先進的か。(既に陳腐化した内容は先進的とは言えない)
4.独創的か。(他人の意見の受け売りではないか。)
5.実現可能か。(現実離れの理想論ばかりを述べていないか。)
であり、できるだけ具体的な例を盛り込むなどの工夫が期待される。
<更新用研究課題発表の実施>
1) 表題の明記:「2008年度第1種/第2種上級審判更新用研究課題発表」
2) 氏名、JTU登録番号、住所、電話、Fax、Eメールなど連絡先を明記
3) 研究課題発表の概要(400字基準:本文とは別に作成)
4) 研究課題発表:
論文、図、表、サンプル提示、その他いかなる方法を使ってもよい。但し
内容は第1種、あるいは第2種上級資格者として全国の審判員の模範・
目標となりうる内容であるかを参加者全員(含む担当JTU技術審判委
員)から吟味され質疑応答を通して意見を受ける。
更に、内容面で不備があれば、加筆修正などを求められることがあり、
参加者全員の同意をもって更新が認められる。
各自が発表した課題研究は、JTUウェブページでの閲覧が可能なものと
する。
5) 作成注意:
a) 文章の場合は「である調」とし、平易で分かりやすいことを心がける。
基準は一般新聞などで使用される用語・文体を基準とする。「尚」は
「なお」にするなど。
b) 図解を織り交ぜた判りやすい発表を心掛ける。
c) 参考文献、引用文献などは巻末に明記。
[7] 申請方法
1) 更新の意思と更新研修会出席予定の連絡
E-メールにて連絡する
a) 連絡期限:2009年2月19日(火)
b) 連絡先(2箇所):技術審判委員長 tknagaya@s5.dion.ne.jp
JTU事務局 jtuoffice@jtu.or.jp
c) メールの件名:「第1種/第2種上級(更新申請)」とする。
2) 更新申請資料の送付:「更新用研究課題発表概要」と「申請フォーム
(巻末)」をEメールで提出する(提出先上記)。
a)提出期限:2009年3月10日(火)
b)Eメール送信ができない場合は、文書ファイルのソフトをCD-ROM等で
提出。
送付は、「簡易書留/宅配便」で、JTU事務局宛てに送付する。
封筒には「第1種/第2種上級審判・更新用研究課題・在中」と朱書きする
こと
3)提出遅延は、「理由書(提出日を明記)」を書面(上記Eメール可)で
事前に提出する。正当と判断されたときはこれを認める。
=以上、第1種/第2種上級審判(更新申請)=