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社団法人日本トライアスロン連合 2008 JTU ニュースリリース 発行元:社団法人日本トライアスロン連合
配信:2008年11月20日(木)
   
“スポーツと環境” グリーンアクションフォーラム <報告>

“スポーツと環境” グリーンアクションフォーラム <報告>
www.greenaction2008.com/

2008年10月12日(日) 於:丸ビルホール 10:00〜12:00
主催:(財)日本オリンピック委員会 共催:チームマイナス6%環境省
後援:東京オリンピック・パラリンピック招致委員会、他

表記に出席した森重・松生JTU環境副委員長、鈴木(信)委員、
中島(アヤトTS)オブザーバーから次の報告がありました。

 開会にあたり、竹田恆和JOC会長より、オリンピックムーブメントは“スポーツと文化”の柱に“環境”が加わり大きな3本柱となったこと、そしてIOC、JOCは環境保全に積極的な姿勢を取り始めていること、さらに、地球温暖化によりスポーツにも悪影響があることが強調されました。

 斉藤鉄夫環境大臣からは、スポーツ界からの環境に対する発信は大きな説得力をもつこと、また、洞爺湖サミットで2050年までに、CO2を90年比から半減することが述べられました。

* <パネルディスカッション> パネルディスカッションでは、IOC環境委員の水野正人JOC副会長、板橋一太JOCスポーツ環境専門委員長、末吉竹二郎国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問から、カーボンオフセットへの取り組みなど新しい視点での環境の話題が提起されました。

* 水野IOCスポーツ環境委員長は「かえるが水につかり少しづつ火を加え暖かくしていくと、いつのまにか茹で上がって死んでしまう。これが今の世界の環境に対する感覚ではないか」。 末吉特別顧問は「カーボンオフセットについて、一人ひとりのカーボン(CO2 温室効果ガス)の排出量を認識し、主体的にこれを削減する(オフセット)努力を行うこと」などが話されました。

* <トークセッション> 北京オリンピックのメダリスト、北島康介(水泳)、太田雄喜(フェンシング)、谷本歩実(女子柔道)選手が日常生活で実践していること、そして「環境大臣になったら何をしますか」の質問に応えるなど、盛況のうちにフォーラムは進みました。司会進行は山本浩NHK解説委員。

北島選手は「東京オリンピックを盛り上げることによって、環境問題にも関心が向いていくだろう」、太田選手は「企業との協力をさらに推進していく」、谷本選手は「人間教育、環境教育」を強調。ライフスタイルについて、北島選手は”練習”、太田選手は”継続は力なり”、谷本選手は”勝負心”をアピールしていました。

www.joc.or.jp/eco/greenaction/index2.html

* 次の決議文で閉会となりました。「スポーツと環境 アクション決議」〜この星の子供たちのため、日本のアスリートは足元から行動します〜

1)多くの仲間に日常生活における地球温暖化防止を呼びかけ、自ら率先して「チーム・マイナス6%」の6つのアクションを実践します。
2)スポーツ活動における「カーボンオフセット・スポーツイベント」の実施など地球温暖化防止対策に取り組み、東京オリンピック招致が標榜する「カーボンマイナス・オリンピック」の実現に向けて行動します。
3)世界の仲間と共に、スポーツを通して人も地球も健康である「低炭素社会」を目指します。

 なお、国連環境計画特別顧問の末吉氏は、「2012年のオリンピックロンドン大会は、全世界にCO2削減の提言を推し進めるいい機会であり、それを2016年行われるであろう東京大会まで持続することが大切である」と強調しました。

 以上、これらの実践に係わるJTU環境委員として、世界の環境保全に努めることに改めて責任と誇りを感じたことを報告します。

以上


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