8月18日(月)に行われた北京オリンピック競技大会トライアスロン競技の女子で5位に入った井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)は、レース後、以下のようにコメントした。
北京でのメダルを目指してきた私にとっては、表彰台に上がれなかったことには満足していません。しかし、トライアスロンを本格的にはじめて2年の私が、多くの方たちに支えられてここまでこられました。スタートのポンツーンに立ったとき、「一人ではない」ことを感じましたし、レース中に「樹里」と何度も声をかけられて、それが最後まで自分の背中を押してくれました。その結果としての5位は大変重いものです。皆さんに、「ありがとう」とお礼を言いたいです。
厳しいレースでしたが、辛さはなく、この場で走れることはうれしいことでした。ラン2周目に5位まで上げた後、3周目でベネット選手をとらえてからモフェット選手を追いましたが、抜けませんでした。最終周の折り返しからも、自分ではスピードをアップしたつもりでしたが、一度は大きく離したベネット選手が、会場に戻ったときに振り向いたらすぐ後ろにいました。
これからまた、4年後を目指しますが、まだまだ自分をのばせるところも多いと思います。オリンピック後は、メンバーもレースの展開も変わると思いますし、自分自身でも実力はまだまだと思いますので、また、鍛え直してチャレンジしていきたいと思います。