ITU International Triathlon Event Amakusa Topic (ITUワールドポイント対象大会)050629 |
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2005 ITU International Triathlon Event Amakusa 2005 ITU インターナショナルイベント天草大会 26 June 2005 |
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6月26日(日)に行われたITUインターナショナルイベント天草大会は、高濱邦晃(日本食研)が優勝した。 高濱は、2004年のJTUジャパンランキング2位の選手。今年は、石垣島大会、幕張大会と出場せず、前週の幕張大会でも6位という成績だった。したがって、ランキングも和歌山大会終了時でも12位と、出遅れた観があった。 しかし天草大会では、久しぶりの快走を見せて優勝し、ジャパンランキングも5位まで浮上した。そこで高濱選手に、天草のレースを振り返ってもらった。 「まず、スイムが思いの外うまくいきました。しかし、メンバーを見ればこの位置で上がって当然と言われてもしかたありません」と、レース当初から作戦通りに運んだことをほのめかした。そして、「バイクでは、岩田聡(千葉県連合)選手と古川哲也(チームゴーヤー)選手の集団となりましたが、10km付近で古川選手が下がって、その後は、岩田選手と二人で逃げることになりました」と、ここでも自分の形に持ち込めたことをを語った。 今年の天草大会は、前日の晴れとうってかわって朝から時折強い雨の降る天候となった。しかし、苓北町を折り返すバイクパートでは終始陽射しが顔を出し、絶好のコンディション。若干風は強かったものの、脚力のある選手には後続を引き離す状態をつくれる展開となった。 ここで高濱は、自分の勝利をほぼ確信したのではないか。ランへのトランジションには、一緒に走る岩田とともに飛び込んだが、一瞬早くコースに出た高濱は、ある作戦を実行に移した。それは、最初は押さえて走り、後半に一気に引き離すというものだった。「最初の細かいアップダウンで無理せずに走りました。でも岩田選手は徐々に離れていきました。そこで、下りにかかったところで一気に引き離し、さらに、市街地の直線と直角のコーナーが複合したところで、岩田選手がコーナーを曲がる前に次のコーナーを曲がって、岩田選手の視界から消えてしまう作戦にでました」と、高濱。つまり、見えなくなってしまうことにより、追ってくる選手の闘争心を削いでしまうという心理策だったのだ。 それが功を奏してか、高濱は危なげなく優勝した。 レース後高濱は、「お世話になった民宿で、とてもよくしてくれました。前日には縁起をかついで、鯛とカツが夕食にでました」と、笑顔で話してくれた。 7月3日(日)のアジア選手権を経て、いよいよジャパンカップも中盤戦。七ヶ浜にも出場するという高濱は、ホームグラウンドの西内洋行(福島県協会)にどう戦いを挑むのか。7月10日(日)は、宮城県で目の離せないNTTジャパンカップ第4戦七ヶ浜大会がスタートする。 スタートに向かう高濱。どこか余裕がある レース後、金メダルをかけて、会場で 社団法人 日本トライアスロン連合(JTU) 東京都渋谷区渋谷2−9−10 青山キングビル3F Tel.03−5469−5401(代) Fax.03−5469−5403 |