和歌山大会レース速報   040606
2004 ITU International Triathlon , Wakayama
2004 ITU インターナショナル イベント和歌山大会
2004 NTT Triathlon Japan Cup, 2nd Stage
NTTトライアスロンジャパンカップ第2戦
6th Junel 2004
女子 上田藍(グリーンタワー・稲毛ITC)、男子 平野司(関西大学)ともに初優勝を飾る!


レース速報

<女子>
 タラ・ロス(カナダ)と地元和歌山出身古谷あかね(和歌山県連合)がスイムから先行し、逃げ切りにトライ。5月の世界選手権から好調を維持している上田がバイク3周目で30秒差まで追い上げ、残り2週で追いつき、2名でのバイクとなった。第2集団は大松沙央里(アラコ)、高橋梨香(アラコ)ら優勝候補を含む5人の集団が22秒差のままバイク最終回となった。
ランは上田、ロスの順でスタート。大松が追い上げる形で1周目に入ったが、2週目には上田が独走態勢となった。2位大松、3位高木美里(湘南ベルマーレ)、10位からランのスペシャリスト志垣めぐみ(旭化成ライフ&リビング)が猛烈に追い上げる中、最終周も上田が安定した走りを見せ優勝、2位 高橋、3位 志垣となった。上田は、国内公式戦初優勝。
上田コメント「世界選手権でのU23 6位が大きな自信になった。今回もスイムがよい位置で上がれたので、バイク・ランに100%の力が出せた。今年は絶好調です。」

<男子>
 アテネ代表決定後の今大会は、男女ともに比較的リラックスしたムードで始まったが、平野だけは最初から優勝を狙っていた。
 スイムでは、平野が他の選手を1分以上離す実力を持っているが、沖縄の藤村(沖縄県連合)とともに次のバイクでの戦略をイメージしたペース泳法で1500mを終えた。そこに食らいついたのがジュニアからの新鋭細田雄一(グリーンタワー・稲毛ITC)。バイクスタートで藤村を離すと、平野と細田のバイク二人旅が始まった。後続のグループは山本淳一(K's−Y・稲毛ITC)ら9名のパックが3周回目で出来上がり、1分前後の差で追い上げるが、最終回にはトップと1分40秒差まで広がった。
 ランは細田が飛び出したが、「考えていたレース展開」という平野が速いペースですぐにトップを奪った。後続からは高濱邦晃(日本食研)が追い上げ、昨年の優勝者佐藤治伸(アラコ)も序々に前を行く選手をパス。最終周回には、平野が40秒差まで高濱につめられるが、残り1kmのロングスパートで逃げ切った。2位 高濱、3位 佐藤。平野も公式戦初優勝。
 平野のコメント「今日は目一杯のスイムでなく、得意のスイムで余裕ある泳ぎを目指した。勝つための戦い方をしてみた。そのため、苦手のランが良いペースで走れた。この感触を生かし、次のオリンピックを狙います。地元の応援にも感謝したい。」


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