2001年10月21日(日)
報道関係各位
東京港開港60周年記念
2001NTTトライアスロンジャパンカップ第7戦
 第7回日本トライアスロン選手権東京港大会
2001ジャパンカップ・シリーズチャンピオンシップ
レース速報
開催地:臨海副都心トライアスロン特設会場
開催日:2001年10月21日(日)
主催:日本トライアスロン選手権東京港大会実行委員会
((社)日本トライアスロン連合、東京新聞・東京中日スポーツ)
特別協賛:NTT東日本



日本選手権チャンピオンは女子が関根明子、男子が田山寛豪

2001NTTトライアスロンジャパンカップ最終戦、第7回日本トライアスロン選手権東京港大会が10月21日(日)、東京・お台場の臨海副都心トライアスロン特設会場で行われた。日本選手権、ジャパンカップシリーズチャンピオンの2大タイトルが決定する今大会に、女子40名、男子74名の有力選手が出場し、白熱したレースが展開された。
女子のレースを制したのは、関根明子(NTT東日本・NTT西日本)。今年のジャパンカップは石垣島大会と山口大会に続く3戦目だったが、昨年のシドニーオリンピック出場の貫禄を見せ、堂々の日本選手権チャンピオンに輝いた。続く2位には、'女王'庭田清美(アシックス)が、3位にはジャパンランキング1位、ジャパンカップ7連勝を目指した中西真知子(NTT東日本)が入った。
引き続き行われた男子は、田山寛豪(流通経済大学)がジュニアでは初めての日本選手権チャンピオンとなった。2位には田山とともに常にレースをリードしてきた山本淳一(シャクリー・稲毛ITC)が入り、3位には竹内鉄平(アラコ)が入った。またジャパンランキング1位の西内洋行(チームテイケイ)は惜しくも4位に終わった。
この結果、2001ジャパンカップシリーズチャンピオンには、女子が最終戦での大逆転で2年ぶり2度目となる関根に、男子は山本が嬉しい初受賞となった。
 

男子スイムスタート(16.4KB) 女子スイムスタート(17.6KB)
平野スイムフィニッシュ(14.8KB) 女子スイムフィニッシュ(14.5KB)
山本バイク(20.2KB) 関根バイク(14.2KB)
田山ラン・山本ラン(14.2KB) 西内ラン(14.1KB)
関根ランフィニッシュ(13.2KB) 庭田ランフィニッシュ(14.7KB)



【女子】関根明子、2001年ジャパンカップシリーズチャンピオンに!

米国中枢同時多発テロの犠牲者に対して、レース前に参加者全員での黙とうが行なわれた後、8時15分に女子のレースがスタートした。2周回のスイムをトップでフィニッシュしたのは中西、関根、庭田、中川絵理(愛知県協会)、下村真紀(チームテイケイ練習生)を中心とした11人の集団。バイクに入ってもその形を崩さず、そのままトランジションへ。トランジションを得意とする中川が一時トップに出たが、後を追う関根、庭田、中西が中川を抜き、ランに突入した。ランに圧倒的な強さを見せる関根、'女王'の意地を見せたい庭田、ジャパンカップ完全優勝がかかる中西の3人のラン勝負を制したのは、圧倒的なスピードで終始リードした関根が見事2時間3分21秒で日本選手権初優勝に輝いた。32秒差の2位には庭田が入り、昨年のシドニーオリンピックに出場した2人が制した。また、ジャパンカップ6戦までのポイントランキング1位の中西が3位に入った。
今年、国内レース3戦目ながら日本選手権、ジャパンカップシリーズチャンピオンの2大タイトルを獲得した関根は「今年の最終戦で優勝できたことは非常に嬉しいし、来年につながると思う。ジャパンカップを獲得できたことは夢のようです」と喜びのコメントを残した。


【男子】田山寛豪、ジュニアで初の日本選手権覇者に!

女子に続き10時30分にスタートした男子のレース。スイムをトップでフィニッシュしたのは、ジュニアの田山と平野司(府立東豊中高校)。55秒遅れで西内、山本ら5人の集団がトップを追いかける展開となった。バイクに入ると6週目にトップ2人が後続の5人に吸収され、7人で集団を形成し、そのままランへ。平野、山本、田山、竹内鉄平(アラコ)、らがレースを引っ張り、2週目にトップに出た田山がそのまま1時間53分4秒の成績で見事優勝。ジュニアでは初の日本選手権の覇者となった田山は「信じられないくらいに嬉しいです。スイムの調子が非常に良かったので、もしかしてという気持ちはありましたが、まさか優勝できるなんて…」と興奮した様子で語った。2位には1時間53分15秒で山本が、3位には1時間53分18秒で竹内が入った。
西内を抜き、ジャパンカップシリーズチャンピオンになった山本は「シリーズチャンピオンになったことは素直に嬉しいが、このレースに勝ちたかった。来年は完全優勝を目指します」と力強いコメントを残した。

女子トップ10

順位 レースNo 氏  名 年 齢 タイム 所  属
1 3 関根 明子 26 2時間03分21秒 NTT東日本・NTT西日本
2 6 庭田 清美 30 2時間03分53秒 アシックス
3 1 中西 真知子 25 2時間05分32秒 NTT東日本
4 4 中川 絵理 20 2時間06分58秒 愛知県協会
5 7 下村 真紀 26 2時間07分27秒 チームテイケイ練習生
6 12 朝倉 悠加 20 2時間08分10秒 女子美術大学
7 20 廣瀬 梨江 24 2時間08分15秒 稲毛ITC
8 34 志垣 めぐみ 27 2時間08分47秒 宮崎県連合
9 2 大松 沙央里 19 2時間09分04秒 日本女子体育大学
10 14 名取 仁美 18 2時間09分16秒 山梨学院大学付属高校


男子トップ10

順位 レースNo 氏  名 年 齢 タイム 所  属
1 5 田山 寛豪 19 1時間53分04秒 流通経済大学
2 2 山本 淳一 27 1時間53分15秒 シャクリー・稲毛ITC
3 3 竹内 鉄平 24 1時間53分18秒 アラコ
4 1 西内 洋行 26 1時間53分35秒 チームテイケイ
5 6 益田 大貴 21 1時間54分14秒 NITTOH TEAM KEN'S A&A
6 31 渡邊 明 20 1時間54分32秒 アラコ
7 11 斎藤 大輝 26 1時間55分14秒 アラコ
8 8 平野 司 18 1時間55分30秒 府立東豊中高校
9 12 朝川 洋明 23 1時間55分37秒 那須高原CSC
10 7 永留 誠 26 1時間55分44秒 神奈川県連合


【JTUジャパンランキング】
男子QF係数:1.81


女子QF係数:1.90

〔気象状況〕 8時00分現在
天気:晴れ 気温:15.1℃ 水温:20.2℃ 風向・風速:北西・1.8m 
参加選手114名(男子74名・女子40名)  観衆:40000人