2001年4月22日(日)

報道関係各位

2001NTTトライアスロンジャパンカップ第2戦
2001ITUトライアスロン・ワールドカップ石垣島大会

レース速報

開催地:沖縄県石垣市
開催日:2001年4月22日(日)
主催:2001ITUトライアスロン・ワールドカップ石垣島大会&2001石垣島ファミリー
トライアスロン大会組織委員会(石垣市、(社)日本トライアスロン連合(JTU)、
沖縄テレビ放送、日刊スポーツ新聞社)
公認:国際トライアスロン連合(ITU)
特別協賛:NTT西日本


優勝は女子がロレッタ・ハロップ、男子がイワン・ラ−ニャ

NTTトライアスロンジャパンカップ第2戦、2001ITUトライアスロン・ワールドカップ石垣島大会が4月22日(日)、沖縄県石垣島で行われ、先週の2001ITUトライアスロン・ワールドカップ蒲郡大会に続き、世界各国から有力選手61名が出場し、白熱したレースが展開された。
女子のレースを制したのは、ワールドランキング1位、99年の本大会チャンピオン、ロレッタ・ハロップ(AUS)。2位には最後までハロップとデッドヒートを繰り広げたバーバラ・リンクイスト(USA)。3位には同じくアメリカのシリ・リンドリーが入った。
期待の日本人選手は、9位に中西真知子(NTT東日本)入り、蒲郡大会に続き日本人トップ。スイムで出遅れた関根明子(NTT東日本・NTT西日本)はランで追い上げ、11位でフィニッシュした。
引き続き行われた男子は、ワールドランキング15位でシドニーオリンピック5位入賞のイワン・ラ−ニャ(ESP)がワールドカップ初優勝。2位にはクレイグ・ワトソン(NZL)、3位にワールドランキング1位のハミッシュ・カーター(NZL)とニュージーランド勢が入った。
日本勢では、山本淳一(シャクリー・稲毛ITC)が28位で日本人選手トップだったほか、竹内鉄平(アラコ)が31位。シドニーオリンピックに出場した西内洋行(チームテイケイ)は34位という結果だった。
 


【女子】ロレッタ・ハロップ、99年以来2度目の石垣島チャンピオンに!

午後1時、コーラルブルーの海に飛び出した22名のトップアスリートたち。スイムをトップでフィニッシュしたのはリンクイスト。22秒遅れで続くのは、ハロップ、先週のワールドカップ蒲郡大会チャンピオンのローラ・レバック(USA)、昨年の本大会優勝のリナ・ヒル(NZL)。バイクに入りヒルが出遅れ、3名が先頭集団を形成すると、周回ごとに後続集団との差を広げてそのままランへ突入。トランジションで遅れたレバックに差をつけリンクイスト、ハロップが3周回のランを常に並走し、そのまま大観衆の待つフィニッシュゲートへ。最後の力を振り絞り、リンクイストを引き離したハロップが見事1時間56分45秒で優勝を飾った。「強豪選手ばかりだったが、力を出し切って頑張れた。大好きな日本で優勝できて本当に嬉しい」と99年以来の本大会優勝を喜んだ。
また蒲郡大会に続き日本人トップ、9位でフィニッシュした中西は「トップ10に入れたことは自分でも満足している。さらに上を目指して頑張ります」とコメント。


【男子】シドニーオリンピック5位の実力派、イワン・ラ−ニャがワールドカップ初優勝!

女子に続き行われた男子では、ワールドランキング1位のカーターがレースを引っ張る展開となった。カーターを中心に13名の大集団でスイムをフィニッシュ。バイクに入ると23名の第1集団を形成し周回を重ねると、最終周にカーター、グレッグ・ベネット(AUS)、ビーバン・ドシャ−ティ(NZL)が抜け出しランへ。
カーターがトップを維持しつつも後にはドミトリー・ガ−グ(KAZ)、ワトソンなどがカーターを追い、3周回のランが優勝争いの舞台となった。
そしてドラマは3周目にやってきた。ここまで第2集団につけてきたラーニャがスピードを上げトップに追いつくと、ワトソン、ラーニャのデッドヒートとなり、ついにフィニッシュ500m手前でラーニャがトップに。そのまま一気にフィニッシュゲートへ。見事ラーニャが1時間46分17秒でワールドカップ初優勝を飾った。
昨年の本大会で4位だったラーニャは「ワールドカップで優勝したことを心から喜びまた誇りに思う。8月に開催されるワールドカップ山口きらら博大会にも出場し、良い結果を残したい」とコメントした。
 日本人トップながら総合28位でフィニッシュした山本は「スイムで出遅れたのが痛かった。今後はトップ集団に入れる泳力をつけることが目標です。5月のアジア選手権では最高のパフォーマンスを見せる」と力強いコメントを残した。

女子リザルト

順位 レース 氏  名 年 齢 タイム 所  属
1 1 ロレッタ・ハロップ 25 1時間56分45秒 AUS
2 3 バーバラ・リンクイスト 31 1時間56分47秒 USA
3 6 シリ・リンドリー 31 1時間58分16秒 USA
4 7 ローラ・レバック 25 1時間58分37秒 USA
5 2 ステファニー・フォレスタ- 31 1時間59分22秒 GBR
6 20 リズ・ブラッチフォード 21 2時間00分04秒 AUS
7 5 リナ・ヒル 31 2時間00分43秒 NZL
8 11 ミシェル・ディロン 27 2時間00分45秒 GBR
9 9 中西 真知子 24 2時間00分48秒 NTT東日本
10 12 ピラール・イダルゴ 21 2時間00分55秒 ESP
11 17 関根 明子 25 2時間01分36秒 NTT東日本・NTT西日本
14 16 庭田 清美 30 2時間03分05秒 アシックス
15 15 大松 沙央里 19 2時間04分09秒 日本女子体育大学
17 14 枇杷田 深雪 22 2時間05分10秒 二デック
19 21 中川 絵理 19 2時間06分09秒 愛知県協会
20 25 下村 真紀 25 2時間09分56秒 チームテイケイ練習生

男子リザルト

順位 レース 氏  名 年 齢 タイム 所  属
1 14 イワン・ラ−ニャ 21 1時間46分17秒 ESP
2 9 クレイグ・ワトソン 29 1時間46分19秒 NZL
3 1 ハミッシュ・カーター 29 1時間46分35秒 NZL
4 30 シルバン・ドッド 26 1時間46分40秒 FRA
5 2 ドミトリー・ガ―グ 30 1時間46分52秒 KAZ
6 4 アンドリュー・ジョーンズ 27 1時間47分12秒 GBR
7 6 ティム・ドーン 23 1時間47分16秒 GBR
8 3 クリス・マコ−マック 28 1時間47分26秒 AUS
9 20 ラスムス・へニング 25 1時間47分28秒 DEN
10 11 トレント・チャプマン 24 1時間47分33秒 AUS
28 19 山本 淳一 27 1時間50分10秒 シャクリー・稲毛ITC
31 25 竹内 鉄平 24 1時間50分22秒 アラコ
32 42 山本 良介 21 1時間51分24秒 京都府協会
34 32 西内 洋行 25 1時間54分36秒 チームテイケイ
35 39 益田 大貴 21 1時間58分59秒 NITTOH TEAM KEN'S A&A
36 41 狩野 智彦 17 2時間00分58秒 渋川高校


【JTUジャパンランキング】
女子QF係数:1.96
順位 獲得ポイント 氏名 所属
1 319 中西 真知子 NTT東日本
2 196 大松 沙央里 日本女子体育大学
3 180 庭田 清美 アシックス
4 157 関根 明子 NTT東日本・NTT西日本
5 152 枇杷田 深雪 二デック
6 88 下村 真紀 チームテイケイ練習生
7 59 中川 絵理 愛知県協会


男子QF係数:1.90
順位 獲得ポイント 氏名 所属
1 352 山本 淳一 シャクリー・稲毛ITC
2 282 竹内 鉄平 アラコ
3 176 西内 洋行 チームテイケイ
4 125 益田 大貴 NITTOH TEAM KEN'S A&A
5 114 山本 良介 京都府協会
6 97 斎藤 大輝 アラコ
7 89 狩野 智彦 渋川高校
8 65 田山 寛豪 流通経済大学
9 24 平野 司 東豊中高校


〔気象状況〕 12時30分現在
天気:曇り 気温:25.0℃ 水温:24.4℃ 風向・風速 北北東・6.3m 観衆:22,000人
参加選手61名(男39名・女子22名)