2001年4月15日(日)

報道関係各位

2001NTTトライアスロンジャパンカップ第1戦 2001ITUトライアスロンワールドカップ蒲郡大会

レース速報

開催地:愛知県蒲郡市
開催日:2001年4月15日(日)
主催:2001ITUトライアスロンワールドカップ蒲郡大会組織委員会(蒲郡市、 (社)日本トライアスロン連合(JTU)、中日新聞社、東海テレビ放送)
公認:国際トライアスロン連合(ITU) 特別協賛:NTT西日本・株式会社二デック

 

優勝は女子がローラ・レバック、男子がクリス・マコ−マック

 国内トライアスロンシリーズの幕開けを告げる、NTTトライアスロンジャパンカップ開幕戦、2001ITUトライアスロンワールドカップ蒲郡大会が4月15日(日)、愛知県蒲郡市の蒲郡競艇場特設コースで行われた。21世紀最初のトライアスロンワールドカップとなる今大会は、世界各国から有力選手64名が出場し、白熱したレースが展開された。
 女子のレースを制したのは、ローラ・レバック(USA)。ワールドランキング42位の新鋭が蒲郡でワールドカップ初優勝を飾った。2位には二コール・ハケット(AUS)が、3位には99年の本大会チャンピオン、ロレッタ・ハロップ(AUS)のオーストラリア勢が入った。期待の日本人選手は、12位に中西真知子(NTT東日本)、13位に大松沙央里(日本女子体育大学)が入り、昨年のシドニーオリンピックに出場した庭田清美(アシックス)は19位に終わった。
 引き続き行われた男子は、99年のワールドカップ蒲郡大会チャンピオンのクリス・マコ−マック(AUS)がマット・リード(NZL)とのラン勝負を制し、優勝。リードに続く3位にはティム・ドーン(GBR)が入った。日本勢では、山本淳一(シャクリー・稲毛ITC)が16位で日本人選手トップだったほか、竹内鉄平(アラコ)が21位。期待の西内洋行(チームテイケイ)は29位という結果だった。  

【女子】ローラ・レバック、蒲郡でワールドカップ初優勝!
 午前10時、晴天の下スタートした女子のレース。蒲郡競艇場の750mを2周するスイムではバーバラ・リンクイスト(USA)を先頭に5名でフィニッシュするも、バイクに入ると2周目にレバック、ハケット、ハロップの3選手が先頭集団を形成。周回ごとに後続集団との差を広げた。7周回のバイクを終え、ランに入った3選手の中からレバックが抜け出し、そのままフィニッシュゲートへ。見事1時間57分12秒で優勝を飾った。「2年前の蒲郡にも参加はしたが、そのときはレースにならなかった。その地で優勝できたと思うと本当に最高の気分」とワールドカップ初優勝の喜びを語った。
 また日本人トップの12位でフィニッシュした中西は「オフの課題だった、スイムで先頭集団に入ることができなかったことが残念」とコメント。アテネへむけてさらに上のランクを目指すことをあらためて誓った。


【男子】クリス・マコ−マックがラン勝負を制し、2年ぶりに蒲郡でチャンピオンに!
 日本の若手がスイムを引っ張った。ワールドカップ初出場の平野司(府立東豊中高校)がトップでスイムをフィニッシュすると、ハミッシュ・カーター(NZL)、田山寛豪(流通経済大学)を中心に続々スイムをフィニッシュ。しかし世界の強豪との差は想像以上に大きかった。バイクに入るとマコ−マックとリードがレースを引っ張り、後続との差を広げそのままランへ突入。3周回のランを常に並走していた2人はそのまま競艇場内へ。最後の力を振り絞りデッドヒートを制したマコ−マックが1時間46分55秒で、一昨年に続き、蒲郡2連覇。
 最近リードと一緒にトレーニングをしてきたマコ−マックは「リードとはいいコンビネーションでできたと思う。練習の中で今日のようなデッドヒートのシチュエーションもあったが1度負けていたのでレースでは必ず勝つと思って走ったのが良かった」とコメント。
 地元の大声援を受けてレースに臨んだ日本人トップの16位でフィニッシュした山本は、「もう1度世界のトップを目指そうと強く感じた。次は表彰台を狙います」と力強いコメントを残した。

 

女子トップ10
順位 レース 氏  名 年 齢 タイム 所  属
1 16 ローラ・レバック 25 1時間57分12秒 USA
2 7 二コール・ハケット 22 1時間57分32秒 AUS
3 2 ロレッタ・ハロップ 25 1時間57分45秒 AUS
4 4 ステファニー・フォレスタ- 31 1時間58分11秒 GBR
5 6 リナ・ヒル 31 1時間58分21秒 NZL
6 5 シリ・リンドリー 31 1時間58分27秒 USA
7 3 バーバラ・リンクイスト 31 1時間58分53秒 USA
8 12 メリッサ・アシュトン 28 1時間59分31秒 AUS
9 1 エマ・カーニー 29 2時間00分06秒 AUS
10 11 マリアナ・オーハタ 22 2時間00分15秒 BRA
12 10 中西 真知子 24 2時間01分08秒 NTT東日本
13 22 大松 沙央里 19 2時間02分02秒 日本女子体育大学
15 19 枇杷田 深雪 22 2時間03分23秒 二デック
19 14 庭田 清美 30 2時間07分27秒 アシックス
21 26 下村 真紀 25 2時間09分50秒 チームテイケイ練習生
男子トップ10
順位 レース 氏  名 年 齢 タイム 所  属
1 6 クリス・マコ−マック 28 1時間46分55秒 AUS
2 18 マット・リード 25 1時間46分57秒 NZL
3 10 ティム・ドーン 23 1時間47分26秒 GBR
4 22 エクトル・ヤノス 28 1時間47分30秒 ESP
5 3 クリス・ヒル 25 1時間47分40秒 AUS
6 1 ハミッシュ・カーター 29 1時間47分48秒 NZL
7 9 クレイグ・ワトソン 29 1時間47分59秒 NZL
8 2 ドミトリー・ガ―グ 30 1時間48分21秒 KAZ
9 4 アンドリュー・ジョーンズ 27 1時間48分38秒 GBR
10 21 トレント・チャプマン 24 1時間48分47秒 AUS
16 28 山本 淳一 27 1時間49分39秒 シャクリー・稲毛ITC
21 34 竹内 鉄平 24 1時間50分53秒 アラコ
24 36 斎藤 大輝 26 1時間51分14秒 アラコ
29 26 西内 洋行 25 1時間54分14秒 チームテイケイ
33 41 田山 寛豪 19 1時間56分22秒 流通経済大学
34 42 益田 大貴 21 1時間57分07秒 NITTOH TEAM KEN'S A&A
35 45 狩野 智彦 17 2時間00分00秒 渋川高校
36 44 平野 司 19 2時間04分11秒 東豊中高校

【JTUジャパンランキング】
女子QF係数:1.23

順位 獲得ポイント 氏名 所属
1 123 中西 真知子 NTT東日本
2 98 大松 沙央里 日本女子体育大学
3 74 枇杷田 深雪 二デック
4 62 庭田 清美 アシックス
5 49 下村 真紀 チームテイケイ練習生

男子QF係数:1.62
順位 獲得ポイント 氏名 所属
1 162 山本 淳一 シャクリー・稲毛ITC
2 130 竹内 鉄平 アラコ
3 97 斎藤 大輝 アラコ
4 81 西内 洋行 チームテイケイ
5 65 田山 寛豪 流通経済大学
6 49 益田 大貴 NITTOH TEAM KEN'S A&A
7 32 狩野 智彦 渋川高校
8 24 平野 司 東豊中高校

〔気象状況〕 8時現在 天気:曇り 気温:20.4℃ 水温:16.5℃ 風向・風速 北西・2.9m 観衆:13,000人 参加選手64名(男42名・女子22名)